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ー 単なる“おバカキャラ”ではない一面

 今年12月20日に公開のディズニー映画『ライオン・キング:ムファサ』。同作で、Travis Japan松田元太声優デビューを果たすことが明らかになった。松田のファンからは期待の声が上がる一方で、

《なんで主要キャラを素人にやらせるんだろう》

《さすがにこういうキャラはプロの声優にやってほしいよなあ。字幕で見ようかな》

《話題作りのために仕方ないんだろうけど、作品のクオリティに影響でないか心配》

《大役を素人にやらせるなよ》

 と、批判的な声も続出している。

単なる“おバカキャラ”ではない一面

「『ライオン・キング』といえば、主人公のシンバとその父親・ムファサ、そしてムファサの弟で“悪役”のスカーが主要キャラとしてまず挙げられます。今回の『ライオン・キング:ムファサ』は、ムファサとスカーの若かりしころを描いたストーリー。松田さんは、当時“タカ”と呼ばれていた若いころのスカーを演じます。かなり重要な役柄なのは間違いなさそうですね」(芸能ライター)

『anan』で表紙を飾ったTravisJapanの松田元太と松倉海斗(anan公式Xより)
『anan』で表紙を飾ったTravisJapanの松田元太と松倉海斗(anan公式Xより)

 ちなみに、兄であるムファサを演じるのは歌舞伎役者の尾上右近で、こちらも声優初挑戦となる。尾上の役柄発表は一足早い9月26日の会見でおこなわれており、ここで尾上は『ライオン・キング』シリーズの名曲『サークル・オブ・ライフ』をアカペラで大熱唱。《アカペラでこんなに歌えるんだ》《この熱量は期待できそう》と、作品ファンの心をつかんでいた。

ディズニー・スタジオの公式YouTubeチャンネルには、Travis Japanのメンバーが勢ぞろいする中で松田さんにオーディション合格を告げるサプライズ動画がアップされていました。こういった動画で話題作りができたり、確かに松田さんの抜擢は宣伝効果もかなりあるでしょうね。

 加えて、動画にもあるように、松田さんの役柄はしっかりとオーディションがおこなわれた上で選考されています。もともと松田さんは“おバカキャラ”としても愛されていますが、演技に関しては《普段の印象とは全然違う》《こんな演技できるのかって驚いた》という評判が立つほどの実力者です」(前出・芸能ライター)

 今年、松田は『東京タワー』(テレビ朝日系)や『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)など、主要局のドラマで存在感を発揮。今回の『ライオン・キング』に関しても、《未熟者ですがとにかく食らいついて全力で楽しんでお芝居させていただきます、たくさん勉強させていただければと思います。全力で頑張ります!》と、気合いの入ったコメントを残している。

 俳優として磨き上げた演技力を、声優にも活かすことができるだろうか。公開後の反響が今から楽しみだ。