『ちむどんどん』と共通するポイント

『ちむどんどん』でヒロインを務めた黒島結菜
『ちむどんどん』でヒロインを務めた黒島結菜
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ちむどんどん』は、これ以降も、視聴者からの批判を浴び続けた。『おむすび』も放送2週目にして、視聴者から厳しい声が出ているようだが、何が問題なのだろうか。
とある映画プロデューサーは、こう話す。

「ドラマは2004年の設定で、当時は安西ひろこさん、若槻千夏さんらを筆頭にギャル文化が大流行していました。なので、平成を象徴する存在として“ギャル”を主軸の1つにしたのでしょうが、すべての若い女性がギャルだったわけでもない。主人公が、姉の影響からギャルに嫌悪感を抱いているのに、執拗に勧誘されている姿も見ていて“つらい”となるのでしょう」

 そのうえで『ちむどんどん』と共通するポイントがあるという。

「どちらも“前作が高評価だった”という点です。『ちむどんどん』の前は『カムカムエブリバディ』で、視聴者の満足度は高かった。『カムカム』は昭和から令和にかけた3世代のヒロインの物語。時代それぞれを丁寧に描いていた。『おむすび』の前作は『虎に翼』で、テンポよく物語が進む一方、戦争による夫との死別や尊属殺人といった重いテーマをキッチリと描くなど、メリハリがありました」(映画プロデューサー、以下同)

 確かに『カムカム』と『虎に翼』に“反省会タグ”がついた投稿を確認すると、称賛の声が多数を占めていた。

「『虎に翼』のヒロインや登場人物に、感情移入した人も多かったのでしょう。そこに、橋本環奈さんが主人公の朝ドラが始まった。橋本さんは、舞台『千と千尋』で高評価だったので期待をしていた。それがフタを開けたら、モヤモヤした内容で、前作が面白かっただけに落胆する人も多いということなのでしょう」

 ただし、物語は始まったばかり。視聴者の評価が、この先どう転ぶかも注目だ。

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