ハコ乗りで有名議員
「市民に対して強烈にアピールできますから、昔から選挙期間中の立候補者のハコ乗りはよく見られる光景です。特に有名なのは、現参議院議員の鈴木宗男さんでしょうね。選挙のたびに窓から全身を出す勢いでハコ乗りを披露し、TBS系列で放送されているバラエティー番組『水曜日のダウンタウン』でも“ハコ乗り最強説”として取り上げられたほどです」
そんな鈴木氏は以前、インタビューで自身のハコ乗りについて、
《おとがめを受けたことは、1回もありません。道交法では、郵便集配中の集配車や選挙運動中の選挙カーは、シートベルト着用の義務を免除しているんですよ》
と語っている。
「法に触れるかどうかは別として、走行中の車から身を乗り出すのは危険であることに変わりありません。そもそも今回の衆院選は、自民党員がパーティー券収入の一部を政治資金収支報告書に記載していなかった、いわゆる“裏金問題”が争点のひとつ。
この問題を踏まえて自民党は衆院選に向けての政権公約に“ルールを徹底して守る政党に生まれ変わる”と掲げています。ハコ乗りは交通ルールを違反しているのですから、安易に破るのはマズイでしょう」
進次郎の事務所側はハコ乗りについてどのように認識しているのか。事務所に問い合わせたが、担当者が不在という理由で期日までに返答はなかった。
国民の代表を務める国会議員が危険な車の乗り方を堂々と行っているのはいかがなものか。