友人との“離婚報告会”がきっかけ
平井はもともと無類のチョコレート好き。
《大学生のとき家族旅行で行ったベルギーの古都ブルージュで作りたてのチョコレートを食べ、そのおいしさに感動しました》
《テレビ局時代から、チョコレートは激務の合間に口にしてきた特別な存在》
と言うほど。チョコ好きが高じて商品開発するまでになったようだ。
「チョコレートを作ることになったのは、離婚が関係しているようです。平井さんのSNSによると、離婚した翌月に親しい友人と離婚報告会のようなものを開いたときに、『やりたいことをやろうよ、何でも応援するよ』という友人の言葉に、『じゃあ、私、チョコレートをやりたい』と答えたのがきっかけとのこと。その後、会社を立ち上げ、およそ1年間にわたって試作を重ねて作ったチョコがこのたび発売されるのです」
そのチョコレート、板チョコタイプのものだと、1枚2160円と1枚2376円の2種類のみ。結構、値段が高いようにも思えるが……。
「最近は“ビーントゥバー”という、カカオ豆の選定から板チョコの製造までを一貫して行う取り組みが注目されています。クラフトな物作りへの関心の高まりを背景に作り手が増えていて、平井理央さんもその一人だと言えます」(グルメ誌ライター、以下同)
たしかに、平井の作るチョコはカカオ豆にこだわっていて、体によさそうな乳酸菌やビタミンCも入っている。高品質なチョコを作る以上、値段が高いのは仕方ないのか。
「ビーントゥバーのチョコはどうしても高くなりがちなので、1000円台はざらにありますが、2000円を超えるのはあまり多くはありません。初めて作る商品にしては強気の値付けだと言えます」
平井が作った高級チョコは、10月31日からオンラインショップや『伊勢丹』の新宿店で発売開始する。前述の缶バッジ作りは『伊勢丹』への来客に渡すためのものらしい。不倫騒動に巻き込まれた形になってしまった平井理央。心機一転、こだわりチョコレートでがんばってほしいものだ。