現在、若者を中心に大流行している中国発祥のスープ料理『麻辣湯(マーラータン)』。中でも、都内を中心に13店舗を展開する『楊国福』は、連日行列ができるブームとなっている。
しかし、銀座店を訪れたという利用客が11月10日にTikTokで“虫が混入していた”という写真を投稿して衝撃が広がった。
《まじでだいすきで週3たべてたけどもうトラウマでたべれん みんなも気をつけて》
と、食べる前と思われる麻辣湯の写真と、虫が混入しているように見える写真、利用客が自由に選べる具材が並べられたショーケースの写真の3枚が投稿されていた。
続々と上がった“虫混入”の体験談
「この投稿には、『楊国福』を訪れたことがあるという人からのコメントが多く集まっており、“銀座店よく行くけど虫めっちゃいる”“お水が本当に臭くて”“エアコンの真下の席でハエが何匹も落ちてきた”など、虫の混入以外にも複数の“疑惑”が生じる事態になっていました」(グルメライター)
“虫混入”疑惑のTikTokのスクリーンショットが、X(旧ツイッター)でも拡散され、
《私も池袋で麻辣湯食べた時幼虫入ってた》
《もう麻辣湯食えない》
《私が1番通ってた麻辣湯のお店に虫湧いてた動画流れてきてこの世の終わり》
《虫入ってた麻辣湯の店、最近行ったところだったので白目むいてる》
といった声もあがった。
こうした“疑惑”の真偽を確かめるべく、『週刊女性PRIME』は『楊国福』を運営する『株式会社大天元』に11月11日にメールで問い合わせた。
その後、改めて電話でも取材を申し込もうとしたが、発信音が鳴るのみで電話はつながらず。翌日の11月12日にも運営会社に電話をかけたが、前日と同じく発信音が鳴るだけ。 そこで、『楊国福』銀座店に電話すると、店員と思われる外国人女性が、
「今、調べてる最中です。(虫の混入が)本当の話かわからないけど、お客さまから店に報告がないので、何も言えないですね。ちょっと、これはすごい事件じゃないですか。ネットの情報は怖いし、警察に報告する可能性もあるし……小さな事件じゃないから……」
と、おぼつかない日本語で答えた。そこで女性店員には運営会社に取材したい旨を伝えると「誰かが、責任者が、電話をかけるので」と、こちらの電話番号を伝えたのだが、折り返しの連絡はなかった。
すると、同日の夜には『楊国福』の公式Xアカウントが更新されて、弁護士や警察に連絡をして調査をしているという文書が投稿された(現在は削除済み)。『週刊女性PRIME』が問い合わせていた衛生管理についても、
《店内の衛生管理については、毎日徹底した清掃とチェックを行っており、常に写真や動画で記録を残しております。皆様のご監視とご指摘を歓迎いたします》
と、清掃済みだと思われる場所の写真を共有している社内のチャット画面のスクリーンショットを複数枚、公開していた。
11月14日時点で、事の発端となったTikTokの投稿や、スクリーンショットを拡散していたXの投稿も削除されている。調査が終わった際には、きちんと真相を公表してほしい。