関係者に伝えられた“お蔵入り”情報
実は、その著書を原作とした配信ドラマが、すでに制作されていた。
「ドラマは、NTTドコモの子会社が運営する動画配信サービス『Lemino(レミノ)』オリジナルドラマとして、2025年1月に配信されることが決まっていました。主演は森山未來さんで、監督は話題作となった映画『SR サイタマノラッパー』などがある入江悠氏です。Z李の描いたアングラな世界観がどんな映像作品になるか、楽しみにしていた人も多かったようですが、今回の逮捕で配信自体が中止になる可能性があります」(スポーツ紙記者、以下同)
やはり“お蔵入り”の可能性は高そうで、こんな話も聞こえてきた。
「配信ドラマには、森山さんのほか、竹中直人さん、勝地涼さんなどが出演していました。撮影は、ほとんど歌舞伎町で、かなり長い期間、行っていました。9月中には撮影を終えたようですが、今回の逮捕で各出演者の所属事務所には“配信が中止になる可能性があります”という連絡が入ったと聞いています。未発表キャストは、このまま名前が発表されないかもしれません」
警視庁は、逮捕した5人をSNSを通じて募集する“闇バイト”など、緩やかな結びつきで離合集散を繰り返す犯罪組織『匿名・流動型犯罪グループ』、いわゆる“トクリュウ”の可能性があるとして捜査しているという。
森山をはじめとする出演者たち、監督、制作スタッフたちの汗と涙の結晶が、2年前の過ちにより一瞬で無駄になった――。