スピードワゴン・小沢一敬とAさんが当日に行っていたLINEのやり取り
スピードワゴン・小沢一敬とAさんが当日に行っていたLINEのやり取り
【写真】、ヒゲは白髪になって伸びきって…自粛で様変わりしたスピワゴ・小沢の近影

「松本さん側の裁判終結の発表にも《強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました》という一文があったとおり、ここを認めてしまったことは文春側にとって痛かったようです。結果、双方は裁判とは別に話し合いの場を設けることとなり、今回の訴えの取り下げ、実質的には“和解”という形にたどり着きました。

 しかし、松本さんはたとえ性加害がなかったとしても、“複数の女性と日々飲み会を行っており、その女性は後輩芸人に手配させていた”というイメージがついてしまった。また、白黒つけると言いながら自ら訴訟を取り下げたことなどで“もう笑えなくなった”という声が多数あがっています。対する文春も“確たる証拠もなく芸能人を引退に追い込もうとした”という印象が残り、世間からのヘイトは週刊誌のみならず、メディア全体に向けられる事態にもなってしまったのです」

 つまり、訴訟の結果だけに焦点を当てた場合、「よくて引き分けで、実質的には“双方敗北”といったところでは」(法曹関係者、以下同)という見立ても。

松本が記者会見を開かない理由

「松本さんは多額の金銭的な負担を強いられ、仕事にも大きな穴をあけてしまった。そして訴訟取り下げに至る過程では、双方の間でさまざまな取り決めが行われていたようです。例えば、週刊誌と芸能人での和解条件といえば、メディア側は“今後この件に関しては続報しない”ということにして、芸能人側も“詳細についての口外は禁止”などの決まり事が設けられます。これは松本さんに限らず、吉本興業も条件に含まれている可能性が高い。松本さんが記者会見を開かないことや、文春の最新号に松本さんに関する記事が掲載されていなかったのも、そういった“密約”によるものではないでしょうか」

 こうして約10か月に及ぶ活動自粛も終結を迎えた松本だが、騒動の当初から心配していたのは、自身の進退もさることながら、飲み会に女性たちの手配を行っていたと報じられたお笑いコンビ『スピードワゴン』の小沢一敬の今後についてだという。