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《ついに今週から見なくなった。橋本環奈の無駄遣い脚本》
《本当につまらなくて先週から脱落》
離脱者が続出しているNHKの朝ドラ『おむすび』。第7週(11月11~15日)の平均視聴率は13・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、前々作『ブギウギ』の同じ週は16・3%、前作『虎に翼』は16・6%なので、視聴率が低迷しているのは明らかだ。
描写が薄く、伏線もなし
初回の平均世帯視聴率は16・8%と、ここ3年間の朝ドラの中で一番よかったのに、低視聴率の原因は雑すぎる脚本にあるようで─。
まず、家族の描写が薄く、従来の朝ドラにあるホームドラマのように物語を楽しめない。例えば、主人公の米田結の母・愛子(麻生久美子)がどうしてスケバンになったのかが明かされない、理容院をやりたがっている父・聖人(北村有起哉)が神戸から福岡県の糸島に移住をして農業をやっていた理由もわからない。
「愛子がスケバンだったことは結がギャルになるときに使えそうな設定でしたが、話の本筋に絡んでくることがなかった。今後、絡むにしても遅すぎます。糸島が舞台である理由もいまいちわからない。糸島の土地を生かしきれていないと思います」と話すのは、ドラマウォッチャーのくのいちこさん。
結が栄養士になりたいと思ったのも、伏線はなく、急だった。
「第7週から野球部の四ツ木翔也(佐野勇斗)に弁当を作るようになって急に結が栄養士になりたいと言い始めて、もっと前から料理に関心があるような描写があれば納得できますが、行動が唐突すぎます。第1週でギャルの1人が栄養失調で倒れたシーンがありましたが、そこで彼女に食育をするなど、栄養士になる説得力を持たせればいいのに、そうはなりませんでした」(くのいちこさん、以下同)