'00年、子どもを連れて都内の公園で遊ぶ石橋貴明・鈴木保奈美
'00年、子どもを連れて都内の公園で遊ぶ石橋貴明・鈴木保奈美
【写真】石橋貴明との子どもを連れて公園で遊ぶ鈴木保奈美

 茅ヶ崎から離れずとも30年、家族を守ってきた一軒家を手放すことに。その家には、亡き父との思い出もあった。

高齢母への感謝のプレゼント

保奈美さんの実家では、毎年夏になるとバーベキューが行われていました。最初は20人くらいでしたが、年々、人が増えていき、100人くらい集まったことも。保奈美さんのお父さんの告別式には300人くらいが参列して、葬儀社の人も驚いていました。親子そろって人をひきつけるものがあったのでしょうね」

 そんな実家からの引っ越しを決断したのは、鈴木なりの思いがあったのかもしれない。

お母さんも高齢になってきて、山の上よりは何かと便利な平地の住宅街で過ごしてほしいというのが保奈美さんにもあったのだと思います。お母さんは、お父さんが体調を崩してから車の免許を取り、働きにも出て家族を支えてきました。もしかしたら感謝の気持ちを込めて、保奈美さんからのプレゼントなのかも

 家族に寄り添う指南役には、すでになっていた。