歌舞伎の舞台に立ってもチョイ役ばかり

 今回のドラマ復帰の発表直前に『アランチヲネ』の代表とプロデューサーを退任するなど、誓いとは相反する動きを見せていた香川。どうやら歌舞伎のほうも状況はかんばしくないようだ。

2024年8月、都内の公園にいた執行猶予中の市川猿之助
2024年8月、都内の公園にいた執行猶予中の市川猿之助
【写真】香川照之の後ろ盾だった市川猿之助の今

「今年の香川さんは、澤瀉屋のお家芸である『スーパー歌舞伎 ヤマトタケル』を1年かけて行う巡業が中心でしたが、帝(みかど)というセリフの少ない役。ほかの一門の公演で歌舞伎の舞台に立ってもチョイ役の出演ばかりと、役に恵まれていません。

 彼の後ろ盾だった猿之助さんの復帰もまだ見通せませんし、現状では来年も歌舞伎役者としての活躍は見込めないでしょう」(梨園関係者、以下同)

「香川さんクラスの歌舞伎役者の出演料は、舞台に1か月立って会社重役の月給ほど。しかし、舞台のない月は基本ゼロ。ドラマや映画に出ていたころと比べれば、だいぶ収入が減ったと思います。再婚したばかりの妻と幼い子を持つ身としては心細いでしょうね。

 有料チャンネルのため、スポンサーの制約のないWOWOWで自身の演技力を発揮し、映画やドラマ作品に出演する足がかりをつくっているかもしれません」

 歌舞伎と昆虫への情熱より、今は愛する家族のため、本格的にテレビ復帰への模索が優先か─。