「かつてないほど狭く、窮屈」
高森さんが挙げる「愛子さまが天皇になるべき5つの理由」とは、
〈理由1〉女性天皇を排除する現在の皇位継承ルールでは、皇室そのものが存続できなくなる
〈理由2〉天皇は「国民統合の象徴」。その象徴に男性しかなれないルールは、いびつである
〈理由3〉天皇の後継者は、天皇との血縁が最も近く、おそばで感化・薫陶を受けた方がふさわしい
〈理由4〉天皇という地位は「国民の総意」に基づくべき。国民の気持ちを無視してよいのか
〈理由5〉「ジェンダー平等」は、現代における普遍的な価値観である
日本国の象徴であり日本国民統合の象徴という憲法上、最も大切な意味を持つ「天皇」という地位を継承する皇族が、誰もいなくなってしまうかもしれない、という可能性が現実に迫っているのだ。若い世代の皇族の中で、皇位継承資格を持つのは秋篠宮家の長男、悠仁さまだけだ。
「皇位継承のルールが歴史上かつてないほど狭く、窮屈になっている。それが原因で遠くない将来に、後継者を確保できなくなりそうな不安定な状態に陥っています。だから、欠陥を抱えるルールを見直して、安定的な皇位継承が可能になるルールづくりが欠かせません。そのうえで、天皇陛下の後継者は今の天皇陛下と最も血縁が近く、そのお気持ちや考え方をきちんと受け継いでいる人が誰よりもふさわしいでしょう」
と、高森さんは話し、こう締めくくった。
「天皇陛下の後継者になりえる皇族のうち、最も血縁が近い人はどなたか─? 改めて言うまでもなく、令和の皇室でただおひとりの皇女(天皇の娘)、敬宮愛子内親王殿下という答えになります」