目次
Page 1
ー 中居正広の能天気な解釈
Page 2
ー 中居正広の見落とし
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ー メディアから逃げなかったビートたけし

 

 昨年はダウンタウンの松本人志。今年は中居正広で、年明けの芸能ニュースはざわめいている。

 松本は「事実無根で~す」「戦いま~す」とファイティングポーズを示したが、さすが、のんびり中居くんである。

中居正広の能天気な解釈

「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」

 ちょっと能天気な解釈だ。

 松本が、訴訟取り下げの際に発表したコメントには「金銭の授受はありません」と明言していた。つまり示談ではないですよ、ということを強調したコメント。

松本人志、中居正広
松本人志、中居正広

「示談というのは白黒ついているということなのです。松本さんにとっては、グレーであることが重要なのです。松本の言い分も相手の言い分にも耳を傾けることができるグレーという領分。中居さんは示談をしたということ。そうすると白黒ついたということで、中居さんは自ら真っ黒ということを認めていることになるわけです」(民放報道局記者)

 トラブル発覚後、初めて発した前述の中居コメントに、1億総ツッコミ状態である。のんびりにもほどがある。どうぞ、支障なく続けてくださいよ、と。

 テレビ番組制作プロデューサーは、中居の心理を読み解く。

「中居さんは、番組スタッフを束ね、共演者にもプレゼント攻勢をして、どの番組も“チーム中居”として機能させてきた。身内の理解を得られれば問題はない、と思い込んでいる。これまで、仕事があるのが当たり前の人にとっては、仕事を続けるかどうかは自分が選べるものと誤解していると思われますね」