目次
Page 1
ー 2012年に俳優デビュー
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ー 今どき珍しい厚い義理人情
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ー 可愛くてメロメロになる相手

「ありがた山の寒(かん)がらすにございます!」

 横浜流星の演じる蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)が、渡辺謙の演じる田沼意次に向けて声を張り上げる。

 これは1月5日からスタートした、2025年のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~』の一場面。

 舞台は、江戸時代の遊郭“吉原”。そこで生まれ育った主人公が、江戸のメディア王に上り詰めるという物語。

2012年に俳優デビュー

「今回、大河主演に抜擢された横浜さんですが、実はNHKのドラマには初出演なのです。

 横浜さんには、クールなイケメン俳優という印象がありますが、今作の主人公は、人々を巻き込んで、吉原に新たな風を呼び込む底抜けに明るいキャラクター。これまでとはひと味違う横浜さんが見られます」(スポーツ紙記者、以下同)

 横浜は、2012年の『仮面ライダーフォーゼ』で俳優デビュー。2014年には『烈車戦隊トッキュウジャー』に出演。着々とキャリアを積み、2019年1月から放送されたドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)でブレイク。

「午後7時から11時のいわゆるプライム枠のドラマには、このときが初出演です。深田恭子さん主演の恋愛ドラマで、横浜さんはその相手役を演じました。ドラマ出演で横浜さんのSNSのフォロワーが爆発的に増えたそうです。

 同じ年の6月から放送された秋元康さん脚本の日本テレビ系ドラマ『あなたの番です-反撃編-』といった話題作にも出演し、人気俳優の仲間入りを果たしました」