2023年の主演映画では、犯罪者の息子を演じた『ヴィレッジ』や、やる気を失って引退を考えるボクサーを演じた『春に散る』など、シリアスな役柄もこなしてきた。
「横浜さんといえば、やはりその“ストイックさ”が有名でしょう。小学生から極真空手を習っていたこともあり、普段から身体づくりのためのトレーニングは欠かさないそうです。
『春に散る』の撮影では、ボクシングのプロライセンスまで取得したほど。プロテストを受けるにあたっては、実際に殴り合うスパーリングなども行う必要がありますから、その努力は並大抵なものではありません。一方で、ちょっとだらしない役柄のときは、あえてトレーニングを行わないこともあるんだとか」(映画ライター)
今どき珍しい厚い義理人情
中学時代には、極真空手の世界大会で優勝したこともある横浜だが、自らを律する姿には、ちょっと近寄りがたい印象も受ける。
「流星は、今どきの若者に珍しいぐらい義理人情に厚い、まさに“漢(おとこ)の中の漢”です」
そう話すのは俳優の三原大樹さん。横浜とは、高校時代の同級生で、現在も親交がある。いったい、どんなところが“漢(おとこ)”なのか。
「友達が悩んでいるときには、仕事がどんなに遅い時間に終わろうとも、必ず“集まろう”と言って、実際に来てくれますし、撮影が迫っていて台本を読み込まなきゃいけないときは“○時までに台本を覚えるから、その後に集まろう”と言って、本当に友達思いなんですよ」(三原さん)
仕事をきっちりとこなしつつ、友達のためにも身体を張る、それが横浜なのだ。三原さんも、助けられたというエピソードがある。