目次
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ー 紐づけのメリット
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ー 便利さと危うさが表裏一体

 3月24日、マイナンバーカードと運転免許証の“一体化”が開始される。マイナ保険証のときのような大きな話題にはなっていないが、運転免許も生活に直接つながる大切な資格。実際、

マイナンバーカードに紐づけるのは義務なのか?」

「今までの免許証は使えなくなるの?」

 など、不安の声も利用者から上がっている。

「まだまだ情報が浸透しているとはいえないですね」

 と語るのは『WINDS行政書士事務所』の行政書士、田中良秋さん。昨年9月、マイナ免許証の制度が発表されたとき、事務所HPのコラムで制度について解説していた。

紐づけのメリット

「まず、マイナンバーカードに免許証を紐づけることは義務ではなく個人の自由です。3月からはマイナ免許証だけを持つ、今までの免許証だけを持つ、両方とも持つという3つの方法を選ぶことができます」(田中さん、以下同)

 今までの免許証も使えるのならば、わざわざマイナンバーカードに一体化するメリットは何なのだろうか?

メリットはいろいろあります。まず、交付手数料が安くなります。今までの手数料が新規発行のときは2350円、更新時は2850円に対し、マイナ免許証だと新規は1550円、更新は2100円とお得になります。

 また、優良運転手(ゴールド免許)でマイナ保険証を持っていれば、更新時の講習をオンラインで受けることができます。これは自宅で24時間、自分の都合のいいタイミングで受けられます。あと、引っ越しなどの際、免許証の変更手続きも役所でまとめて行えます。何枚もカードを持っているより1枚にまとめたほうが、探す手間も省けますよね」