過去には飲食店テロで「6700万円」訴訟も
この件について、株式会社すき家に問い合わせたところ、以下の回答があった。
《すき家として本件のことは既に把握しており、すき家の店内で撮影されたと認識しています。ピッチャーに関してはお客様がお帰りになられる度に洗浄はしていません。ただし、今回の動画で使用されたピッチャーは、当該人物退店後、他のお客様へ提供された事実は一切ないことを確認済みです》
今回の件を受け、多くの人が'23年にスシローで起きた迷惑行為を思い出したのではないだろうか。
「スシローの岐阜正木店で、少年が醤油差しの注ぎ口を舐めるなどの迷惑行為を行い、その動画をSNS上に拡散。この動画が大炎上し、スシロー側は少年に6700万円の損害賠償を求め、訴訟を起こしました。昨年、この訴訟は調停が成立し、訴えは取り下げられましたが、こうした迷惑行為は軽い気持ちであっても、ネット上で瞬く間に拡散され、訴訟など法的措置をとられる可能性もあるのです」(前出)
今回の被害を受け、株式会社すき家は、現在警察へ相談を行っているという。
飲食店での迷惑行為は、軽い気持ちであっても企業に大損害を与え得る。若気の至りではすまされない――。