大谷効果はやはり抜群

 大谷の広告は、基本的にはポジティブな話題になることが多い。しかしJALやポルシェ、三菱UFJ銀行、セイコー、コーセー、伊藤園、西川、ラプソード、ニューバランス、dip、日清製粉ウェルナなど、多業種の広告に出演している現状を見ると、確かに“出すぎ”の印象を受ける人もいるだろう。

「アメリカのスポーツ経済メディア『Sportico』によると、2024年のスポーツ選手収入ランキングで大谷選手は21位。合計7250万ドルを稼ぎましたが、その内、広告宣伝などから得た副収入は7000万ドルです。副収入だけで見るとNBAのステフィン・カリー、『Beats』で共演したレブロンやメッシに続く4位にランクインしています。相当多くの広告がついていることがわかりますね」(スポーツライター)

普段見ることの少ない大谷の“素の笑顔”が見られるワコールの新キャンペーン(公式サイトより)
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 事実、大谷が広告塔を務めた商品はヒットを飛ばすことが多い。コーセーのスキンケアブランド『コスメデコルテ』から発売されている高級美容液『リポソーム アドバンスト リペアセラム』は、2023年に大谷を広告に起用したキャンペーン初日に店頭新規購入数が通常時の3.6倍に。公式オンラインショップでの販売個数も通常時の約20倍を記録した。

 最近では、大谷がグローバルアンバサダーを務める伊藤園の『お~いお茶』が、開幕シリーズの観戦チケットが当たるキャンペーンを1月21日から展開。キャンペーンから数日で売上が昨年の3~5倍になる店舗も出るなど、大谷効果は抜群だ。

 大きな経済効果をもたらす大谷の広告起用。多くの企業が彼の力にあやかりたいと思うのも、当然の流れだろう。