元タレント中居正広の女性トラブルを調査するため、1月23日にフジテレビが設置した第三者委員会。その中で、疑惑の渦中にいるとされる当時編成幹部の男性が驚くべき発言をしていたことが報じられ、またしてもネットが揺れている。
これまで報じられてきた、中居と女性の間に起きた重大スキャンダル。中居から「意に沿わない行為」を受けたというが、その両者の間に介在していたとされるのが幹部男性だった。
同氏をめぐっては、中居の自宅マンションでおこなわれたBBQパーティーに女性を誘ったことが伝えられている。また同BBQパーティーにはヒロミ、笑福亭鶴瓶も参加していたことも分かり、騒動が広がった経緯がある。
ただし、中居と女性の間に起きた“トラブル当日”の会食については幹部男性が直接かかわっていないことが『週刊文春』の追加取材で露呈。「中居が女性を誘った」というのが、現時点での大筋の論調となっている。ただ『文春』側は「トラブルに関与した事実は変わらない」という姿勢を取り続けている。
《世間の常識ではありえない》
そんな中、2月19日配信の『文春オンライン』が報じたのは、第三者委員会の調査・聴取の過程で、幹部男性は「ハイアット飲み」と呼ばれる高級ホテルのスイートルームでの接待について認めたということ。さらに中居と女性について「付き合えばいいと思った」と語っていることも分かったのだ。
これに対してネットでは、
《「付き合えばいい」と、これは本当にひどいと思う》
《世間の常識ではありえない》
《女性の気持ちへの想像力が皆無だったのでは無いでしょうか?そう言う意味でフジテレビ界隈の人は皆、「感覚がズレてる」んだと思います》
と“世間とのズレ”を指摘する声が多く寄せられた。「これはフジテレビの体質の一端が垣間見える事実です」というのは、在京キー局のテレビマンだ。
「第三者委員会の聴取がどうやって漏れてしまったのかは疑問ではありますが、長年培われてきたといわれるフジの“上納文化”を見た気がします。タレントのご機嫌取り、もしくは自らの出世のために、軽々しく自分に近しい女性をそうした“道具”に使っているとしたら時代錯誤も甚だしい。幹部男性が異例のスピード出世を遂げたと言われるのも、ある意味腑に落ちました」
第三者委員会の調査報告まであと1か月あまりと“猶予”はない。果たして“膿”を出し切れるのだろうか?