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ー 《アマプラは香川照之の起用を本当にやめろ》

 

 ボクシングのWBA世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチが2月24日、東京・有明アリーナが開催された。同時にその様子はAmazonプライムビデオ『PRIME VIDEO BOXING11』でも配信されている。そんな中、王者・堤聖也と挑戦者の同級4位・比嘉大吾の対戦前に、俳優の香川照之の登場でリングが湧いたのである。

 香川は同じくプライムビデオの『ボクシングナビ~プレミアムラウンジ』でナビゲーターを務めている。今回はこの試合の中継も担っていたのだ。

《アマプラは香川照之の起用を本当にやめろ》

 ボクシングマニアと言われるほどボクシング好きな香川。リングに上がるとハイテンション、興奮しきっていた。

「日本史上最大の打ち合いになる。打っても打っても打ち終わらない!ジェットコースター!富士急ハイランドのフジヤマくらい!逃げられない打ち合いを見ることになると思います」

 と堤と比嘉の対戦を鼓舞。そしてマシンガントークが止まらず周囲は苦笑い。ラストは「巻きが入ってます。ありがとうございました!」と早口で終わらせていた。このボクシング愛が強い香川の気持ちとは裏腹にネット上では厳しめの言葉が飛び交った。

ボクシングの試合に香川照之いらねー》 《不祥事を起こした香川照之が出てるから見るのやめた》
《アマプラは
香川照之の起用を本当にやめろ
ボクシングしかり例の件しかり、何かと抑制の効かない人物なんだろうな。今日のリング上での語りも耳についた》
香川照之みたいな一方的な暴力を仕掛けるやつをゲストとして呼べば印象が悪くなるよ》

 “あの不祥事”が脳裏にまだまだこびりついている視聴者がいるようだ。スポーツ紙記者があの日の報道を振り返る。

「2022年8月に『週刊新潮』に報じられた一件ですね。2019年に銀座のホステスにセクハラ行為をしたことが性加害として受け取られて、そのホステスさんはその後、PTSDになってしまったという内容です。この報道により、レギュラー出演してたテレビ番組の降板、CM契約していたトヨタ自動車、アリナミン製薬などから、契約を打ち切られてしまいました」

 今後の仕事についてはどうなのだろうか。

「2025年、4月6日から放送・配信がスタートする全6話のドラマ『連続ドラマW 災』(WOWOW)では主演を務める予定。香川さんのドラマ出演は2022年のドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)以来で3年ぶり。とはいえ今回は主演、実力のある俳優なのでこの活動を皮切りに徐々に仕事も多くなってくるかと」

 実力派俳優を敏腕演出家が「見捨てるわけがない」と話すのはテレビ局関係者。

「2023年にTBS系の日曜劇場枠で放送されヒットしたドラマ『VIVANT』の続編映画に、香川さんが出演する方向で企画が進んでいるんです。このドラマの原作と演出を手がけたTBSの福澤克雄氏は、『半沢直樹』シリーズの演出も務めていて、香川さんが出演。ほかにも2014年の『ルーズヴェルト・ゲーム』や2015年の『流星ワゴン』など福澤さんによるドラマに多数出演していて、香川さんは彼の作品に欠かせない役者なんですよ」

 厳しい意見はまだまだあれど、香川の迫真演技を見る回数は多くなりそうだ。