今期もっとも注目を集めているドラマ『ホットスポット』(日本テレビ系・日曜夜10時30分)。『ブラッシュアップライフ』(2023年)で高評価を得たバカリズムが、脚本を担当。富士山が見える山梨県のホテルを舞台に、市川実日子演じるシングルマザーの清美が角田晃広演じる同僚で宇宙人の高橋と、さまざまな騒動を解決していく“地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー”だ。
「市川さんは“どんな空間もどんな服も、彼女がいるだけでオシャレに変わる”とファッション界で言われてきました。今回のドラマでもアラフィフの女性には着こなしが難しいニット帽や紫色のダウンがとても似合っています。
本人は“私の日常に興味ある人なんていないでしょ”とSNSは一切やっていませんが、実際は“実日子売れ”を狙う業界人に近寄られたくないのかと(笑)。素顔の彼女は飾らない人柄で、ギスギスしがちなモデル業界において敵をつくらないことで有名です」(ファッション誌編集者)
ベールに包まれた“素顔”
東京・大田区に3姉妹の三女として生まれた彼女。モデルの仕事を始めたのは次女・実和子の付き添いがきっかけだったという。
「実和子さんがモデルを務める雑誌『CUTiE』に妹として登場し、1994年、高校1年生のときに正式に雑誌『Olive』でモデルデビュー。裏原宿系ファッションやサブカル界隈の憧れ的存在となり、高校を卒業し、1998年から女優としての活動を始めました」(映画ライター)
実和子とともに着実にステップアップをしていく中で、転機となったのは2003年放送のドラマ『すいか』(日本テレビ系)だという。
「同作は小林聡美さんが主演で共演は浅丘ルリ子さん、ともさかりえさん、小泉今日子さんなど豪華で、伝説的な人気を誇る作品です。市川さんは彼女たちが暮らす賄いつき下宿『ハピネス三茶』の大家を演じました。母親に出ていかれた娘の役ですが、ウエットにならずに淡々とした日常になじんでいたと思います」
と、前出の映画ライターは評価する。続けて、
「20代のときは他に映画『嫌われ松子の一生』で松子の妹・久美役でも絶賛されています。30代で『シン・ゴジラ』の尾頭ヒロミ役で毎日映画コンクール女優助演賞を受賞するなど、コンスタントに活躍していますね」
46歳の現在、独身の市川だが、
「2012年に加瀬亮さんとの5年愛がスクープされています。映画『めがね』での共演から恋愛に発展したとか。長身の2人が手をつないで歩いている写真もオシャレで、カップル推しのファンもいたほど。その後、加瀬さんが他の女優との熱愛を認め2人が破局したことが明らかになりましたが、加瀬さんファンからSNS上で“市川実日子が良かった!”という声も上がりました」(スポーツ紙記者)
それ以来、熱愛報道は出ていない。
「モデル時代から付き合いのある井浦新さんや安藤政信さんとも仲が良く、男女共に程よい距離感を持って付き合い、人ともめないタイプ。まさに『ホットスポット』で彼女が演じる役柄そのもの」(同・記者)
どんな相手と組んでもオシャレに見せてしまう彼女が選ぶのは?