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ー 「ただただ心から……申し訳なく思っています」
現在はコンサルタントとして活躍しているショーンK(所属事務所のホームページより)

 3月4日、ショーンKこと、ショーン・マクアードル川上氏が千葉県君津市にある市民文化ホールで講演会を開くことが明らかになった。4月24日に行われる『君津商工会議所創立30周年記念事業』と題した講演会に登壇する予定だという。

「ただただ心から……申し訳なく思っています」

「今回の講演では、“経営コンサルタント”という肩書きを掲げての登壇予定だといいます。『プロフェッショナルが語った成功の要諦~不確実性へのリーダーシップとイノベーション〜』というテーマで、チケットは破格の1000円。すでにチケットは即完のようです」(芸能プロ関係者、以下同)

 突然のショーン氏の表舞台への復帰は、たちまちXで拡散され話題に。

《激アツ マジかよ! めっちゃ行きたい!》
《1000円で生ショーンK見れるんだぜ?》

 かつて、数々の報道番組でコメンテーターとして活躍した過去がある彼の講演が聞けるとあって期待の声も上がった。しかし一方で、

《なんかしれっと帰ってきてて草》
《全く懲りてない》
《それにしても君津商工会議所の決断はすごいな…》

 突然の登場に、彼へマイナスイメージを抱く声も同時に聞かれたのだ。

「ショーン氏は、2000年代に情報番組『とくダネ!』や『ニュースステーション』などラジオを含めたメディアに多数出演。知識の豊富さだけではなく、端正な顔立ちと美声なども相まって人気コメンテーターとして活躍しました」

 そんな人気絶頂期の2016年。続々と新番組への出演が決まる中、突然の報道が彼の人生を180度変えたのだ。

「2016年3月、『週刊文春』により学歴・経歴詐称疑惑が報じられ、整形やコンサルティング会社の経営実態にも疑惑が浮上しました。当時、経営コンサルタント業務をしていなかったという内容については否定をした上で、『履歴書末尾に一定期間記載されていた内容に間違いがあり(責任の一端は私にあるのですが)本情報が各方面に引用されることで各関係者様に大変な誤解とご迷惑をおかけしておりました』と謝罪。

 その後、彼がレギュラーを務めていたラジオ番組で『ただただ心から……申し訳なく思っています』『本当に、本当にごめんなさい。申し訳ありませんでした』と時折声を詰まらせながら謝罪をしていました

 疑惑報道時にすでに決まっていた6番組は降板。メディアの出演は一時休業することなった。しかし、その休業には擁護の声が集まるほど、彼のコメンテーターとしての的確な意見や知識量は、経歴を疑う余地もなく完璧だったと当時を知るテレビ局関係者は振り返る。

「ショーン氏は、どんな内容を振られても的を得た発言ができ、説得力は抜群でした。その発言は視聴者からも納得を得るものが多く、肩書き以上に、彼の実力を支持していた人が多くいましたからね。ある意味彼のセルフプロモーションは成功していたのでしょう」

 9年ぶりの表舞台となる今回の講演。いまも彼のプロモーションはうまく行っているようだ。

「彼のネームバリューがありながら、商工会議所で1000円の格安講演という形も、かなり戦略的にも見えますね。即完は当たり前でしょう。大きく話題となっている今、その期待に応えるような姿が見れるのか、今から興味津々です」(前出・テレビ局関係者)

 彼の実力ははたして本物なのか、“復活”後の活躍を見守りたい。