“服装マナー”や“食事マナー”、“外交マナー”など度々マナー違反が指摘され、その非常識さが浮き彫りになっている石破茂首相。3月4日に国会で行われた衆議院本会議での様子が再び“マナー違反”として批判を受けている。
“国民の声”よりスマホに夢中
その日の衆議院本会議では、令和7年度の予算案や税制改正関連法案の討論、採決などが行われた。3時間を超える本会議はYouTube上でライブ配信が行われ、国民全員が会議の様子を見ることができる状態に。
開始から2時間以上が過ぎたころ。国民民主党の福田玄議員が討論をしている最中、石破首相がスマホを操作している姿が映し出された。隣に座る林芳正官房長官もその画面をのぞき込み、2人で談笑していた。
その中継の様子を見た国民からは
《マジメにやれ! 失礼にも程がある! マジで最低の総理大臣》 《やる気ないなら今すぐ辞任してもらっていいですか?》 《話も聞かずにスマホいじるとか国民をバカにするのも大概にしろ》
と怒りの声が殺到した。
「今までも国会で居眠りをしたり読書をしたりと真面目に話を聞いていない議員たちに国民からは怒りの声が上がっていました。しかし、国のトップである首相が討論中にスマホをいじるのは前代未聞です。
昨今の物価高や増税など、石破政権に対する不満が募っている中での今回のスマホ騒動は、“国民の声なんか少しも興味がない”ように映り、さらなるヘイトを生んでしまったようです。討論中の福田議員は国民の生活苦を訴えていましたが、石破首相の耳に果たして届いていたかどうか…」(フリーライター、以下同)
また、《国会にスマホ持ち込み禁止なのでは?》と疑問を持つ声も上がっていたが…
「厳密にはスマホの持ち込みは禁止されていません。昨年、今まで曖昧だった国会のデジタル化ルールが明確化され、《タブレット端末やノートパソコン、スマートフォンを使用できる》とされました。しかし、《審議に必要と認められる限り、通信機能を使用できる》ともされており、あくまでも審議に関係のあることでのみ使用できるとされています」
石破首相は、昨年11月に南米ペルーで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)でもスマホに熱中している姿がとらえられている。
会議後に、他の首脳が立ち上がって話をしたり、ハグをしたりとお互いに交流を深めている中、座席に座ったままスマホを操作。他国の首脳が握手を求めに来た際も、席を立つことなく座ったまま対応し“外交マナーがなっていない”と批判されていた。
外交の場や会議中といったスマホをいじっていたことから
《しょっちゅうスマホ触ってるけど、もしかしてスマホ依存症?》 《仕事中は携帯触っちゃダメでしょ? 子供じゃないんだし我慢できないの?》
と“スマホ依存症”を疑う声も。
衆議院本会議の翌日、3月5日に行われた参議院予算委員会では、退職金課税の見直しに言及した石破茂首相。現行制度では同じ会社に長く勤めるほど退職金課税の控除額が大きくなるが、人材の流動性を高めて多様な働き方を可能にするためには、勤続年数の長さで優遇される仕組みを是正する必要があるとしている。
《どれだけ国民から絞りとったら気が済むの?》
《国民の退職金の話より議員の給料を減らす話が先じゃない?》
と、またもや国民からの強い反発を受けている。
総理大臣は国民の声よりスマホに夢中なようだ。