山岡泰輔投手も参加したオリックス選手によるトークショーの様子(公式インスタグラムより)
山岡泰輔投手も参加したオリックス選手によるトークショーの様子(公式インスタグラムより)
【写真】「クローズZEROみたい」山岡投手ら、オリックス選手の私服ショット

「自己申告者こそ14人ですが」と訝しむのは、プロ野球事情に詳しいスポーツライター。

各球団に処分を“丸投げ”したNPB

「実際には名乗り出なかっただけで、それ以上の選手、もしかしたらコーチ陣にもカジノ利用者がいるかもしれない。山岡投手からの芋づる方式を恐れたNPBは先手を打って一斉調査に踏み切り、“プロ野球はすでに解決済み”と開幕への混乱を避けたかった狙いもあるのかなと。

 そしてオリックスに促した“反省”ですが、1球団が処分を下せば“他球団も同様の措置を取らざるを得なくなる”ことを危惧してのことでしょう。実際、NPBは“金額に大小の差がある”として、選手の処分決定は各球団に一任しています」

 このNPBの“丸投げ”対応はさらなる混乱を招くとも。

「これで各球団が今後、仮に該当する選手に処分を下すことになれば、自ずとオンラインカジノに関わったことが“公表”されてしまう。かといって“無処分”のままなら、それこそオリックスファンが“不公平だ”と黙っていない。各球団としても“公表したいのか、それとも隠蔽したいのか”、NPBが下した判断に悩まされるのでは?」(同・スポーツライター)

 3月28日の開幕まで1週間を切ったプロ野球。はたして各球団は選手の処分に動くのだろうか。