3月20日に公開された、木村拓哉と工藤静香の次女・Koki,の主演映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』。気になる初週の動向が明らかになった。
公開から4日間の観客動員数は約6万人、興行収入は1億円にも届いていない約8000万円の模様で、ランキング9位と初登場でのまさかの位置。上映館数は311館と全国規模での公開だけに、現時点での数字は“低調”とも言えよう。
2018年にモデルデビューしたKoki,が突如、女優の道を歩み始めたのが2021年6月。映画『牛首村』でデビュー作にして初主演を飾ると、演技が評価されてか、翌年の『ブルーリボン賞』で「新人賞」を受賞。
2024年5月(日本公開は2025年1月)にはアイスランド映画『TOUCH/タッチ』に出演し、ラブシーンも含める難しい役どころを体当たり熱演。そして更なるステップアップにと出演したのが、韓国で大ヒットしたドラマ『女神降臨』の“リメイク作”だったわけだ。
「『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)をはじめ、普段は出演しないバラエティー番組へのPR行脚を敢行するなど、文字通り体当たりで番宣に勤しんでいたKoki,。
今後はモデルというよりも、キムタク同様に女優業を生業としていきたいのでしょう。絶対に“コケられない”という、彼女の、そして静香の意気込みが伝わる数週間でした。それだけに受け入れ難い結果かもしれません」(スポーツ紙・芸能デスク)
しかも来週以降、結果次第では厳しい現実が待ち受ける可能性も。
同作を鑑賞した映画ライターは「ストーリーは春休みにはぴったりだと思います」と作品自体は楽しめたようだが、
「ライジングスター賞」受賞したばかり

「映画が大ヒットする法則として近年、『鬼滅の刃』でも見受けられたようにSNSでの口コミは不可欠。ところが、お世辞にもバズっているとは言えず、春休み本番を迎えて学生ら若い世代の動員数が伸びなければ、早々にランキング圏外の可能性も。
そして『女神降臨』は2部作(5月1日公開)です。お試し鑑賞される1作目から数字が下がるのが通常だけに、なんとか順位をひとつでも上げておきたいところ」
では、2月に『第18回アジア・フィルム・アワード』で、将来有望な若手俳優に贈られる「Rising Star Award」を受賞した、Koki,の演技はどうだった?
「ホラー作品の『牛首村』でも見せた、とにかく目や口を大きく開いて表情を作る“顔芸”が目立った印象でした。なんとなくですが、顔だけでなく、演技の“色”も木村さんに似ているようにも思えましたね。
ただ、容姿に自信ない女の子がメイクを覚えてキレイになっていくお話ですが、序盤から元来の素材とスタイルの良さが際立って、“うん、そりゃキレイになるね”とツッコミたくもなりましたが(笑)」(前出・映画ライター)
2018年には映画出演の経験がないにもかかわらず、『エル・ガール ライジングスター賞』を受賞する離れ業をやってのけたKoki,。ライジングスターの如く、映画の順位もまた上昇させることができるだろうか。