リクルートが企画制作するブライダル情報サービス『ゼクシィ』の15代目CMガールとボーイが決定。俳優でモデルの池端杏慈(17)と西垣匠(25)が務めることが発表された。
「過去には加藤ローサさんや倉科カナさん、新木優子さんや吉岡里帆さんらが起用されるなど、“若手俳優の登竜門”として注目度の高いCMです」(テレビ誌編集者)
「アルコールのCMで未成年が出ているくらい違和感」
今回抜擢された池端も、2021年に雑誌『ニコラ』モデルオーディションでグランプリを獲得し、芸能界デビュー。2023年には同じく若手俳優の登竜門と呼ばれる『ポカリスエット』のCMヒロインに起用された注目株だ。

しかしSNS上では、彼女の起用に一部で批判的な意見が出ている。
《年齢的に結婚できない人を起用するんだねwアルコールのCMで未成年が出ているくらい違和感》
《以前からゼクシィのCMって未成年起用していたよね、と歴代のゼクシィガール調べてみたら、(初代モデルの)加賀美セイラは当時13歳だったし、(2014年に出演した)広瀬すずは当時15歳だってさ》
2022年4月から女性が結婚できる年齢が、これまでの16歳から18歳に引き上げられたこともあり、まだ結婚できない未成年のモデルを起用するのは違和感があるという声が多く上がる結果に。
芸能事情に詳しいフリーライターの大塚ナギサさんもこう指摘する。
「今はSNSで誰もが意見を発信できる時代ですから、結婚できない未成年モデルを起用すれば違和感を感じて、批判的な声が上がるのも当然です。
婚姻数の減少や晩婚化が進んでいるので、若い世代に結婚に対してポジティブなイメージを持ってもらうため……といった明確なコンセプトがあるのなら別ですが、そういったメッセージがないのに未成年モデルを起用しているのであれば、企業としてリスクヘッジができていないなと思います」
そこで発行元のリクルートに、17歳のモデルを起用した理由を問い合わせると、以下の回答が届いた。
「私たちのブランドは“あなたとあなたの大切な人の幸せ”を表現したいと思っています。 池端さんからは、内面から滲み出てくる、ポジティブな空気感を与えられる強さがあるところに魅力を感じ、 起用させていただきました」
またSNSで批判的な意見も上がっていることについては、
「“私たちのブランドは“あなたとあなたの大切な人の幸せ”を表現していきたいと考えており、その世界観を体現いただく俳優・演者として起用させていただきました。いただいたご意見は真摯に受け止めます」
との回答に留まった。
「起用された池端さん本人にはまったく非がないだけに、出演したCMがバッシングされて可哀想です。
『ゼクシィ』といえば、2017年に佐久間由衣さんが出演したCMの“結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです”というキャッチコピーが男女問わず強い共感を集め、『ブレーン広告グランプリ』でグランプリに輝くなど、素晴らしいCMも多い。それだけに今回の本筋ではない部分での炎上は残念ですね」(広告代理店関係者)
CMガールの経歴に傷をつけないためにも、今後は成人したタレントを使う方が無難かも?