【私の子宮が恋をした。けれどそれは夫とは別の人でした。】
読売テレビ(関西)で4月10日から放送されるドラマのキービジュアルにあるコピーだ。タイトルは『子宮恋愛』。この衝撃的なタイトルが物議を醸している。
王道ラブストーリーのような宣伝方法
「原作漫画は、ぶんか社『ストーリーな女たち』で連載された同名漫画です。夫とレスの主人公が職場の男性と恋愛関係になっていく、いわゆる不倫ものです。しかしドラマの公式SNSでは、公式ハッシュタグとして“#しきゅれん”というものも提示されています。タイトルが衝撃的なのはもちろんですが、まるで王道ラブストーリーのような宣伝手法にも違和感を覚えます」(テレビ誌ライター以下同)
ネット上では、
《子宮恋愛とかどこのエロ同人だよと思ったら地上波ドラマでバカ笑った》
《女性が泣いてて「子宮が恋に落ちた」って横に書いてあるのグロすぎ》
《タイトルだけでもキモすぎなのに、しきゅれんとか略しててキモさ倍増》
《申し訳ないけど、予告見ただけで気持ち悪…って鳥肌たってしまった》
と非難の声があがっている。

「原作が連載されていた『ストーリーな女たち』は、公式Xの紹介文に“イケナイ恋から戦慄が走るサスペンスまで 心も体も痺れる女性コミック誌”とある通り、不倫や浮気などのドロドロ系の漫画が多く掲載されています。そういう漫画や表現に慣れている読者に読まれる分には、違和感もなかったと思います。
現に、原作に人気があってこそのドラマ化でしょう。しかし、その界隈から出て、大衆に向けて『子宮恋愛』は、パワーワードすぎてドン引きの声があがって当然かと思います。ドラマ化の過程で、誰も客観視できなかったのか…。炎上狙いなら、狙い通りですね」
作漫画の作者はドラマ化にあたってのコメントの中で、
【この作品は、女性の逃れられない本能(子宮)から生まれる感情やしがらみを描いてきました。それは綺麗なエピソードばかりではなく、レス、モラハラ、不倫など重苦しく感じるエピソードが盛りだくさんでした。ドラマ化されることで、視聴者の皆さんにどのように伝わり解釈されるのか今から楽しみです。】
と、述べている。それに対し、
《原作の読者も、地上波でのドラマ化は望んでないんじゃないかな…》
《原作が悪いってより、目をつけてドラマにしましょうって言ったやつがヤバい》
《変なコピーつけて変な略にされて一般人向けの顔してお茶の間のドラマでお出ししたらそりゃキモいって言われるよ… 作者かわいそう》
《別に原作が悪いとは言ってないし表現の自由だからそっちは批判されるべきじゃない。 地上波で流すのが本当にダメなんよ》
と、ドラマ化することがおかしいだけだと原作を擁護する声も。「#しきゅれん」が、良い意味でトレンド入りする日はくるのか。