─今はSNSから自然発生的に生まれるキャッチフレーズも多い。橋本環奈さんの“1000年に1人の逸材”はファンが撮った写真から生まれました。

大西「確かに彼女にぴったり。すごくいいなと思う」

昭和アイドルのキャッチフレーズは当て字文化!

─当時はレコード会社名が入ったキャッチフレーズも目立ちました。松田聖子さんの“抱きしめたい!ミス・ソニー”や石川さゆりさんの“コロムビア・プリンセス”などがありましたね。

田中会社全体で推してくださってたんでしょうね

─天地真理さんは“あなたの心の隣にいるソニーの白雪姫”でした。

田中「そういうイメージ、ありますねえ!」

西村天地さんは、あの世代の中でもう別格だっていう話を聞いたことがあります

─事務所名もありました。男闘呼組が“ジャニーズ事務所のおちこぼれ”。

大西「ご一緒させていただいたけど知らなかったです!」

─当て字文化も。中森明菜さんは“美新人娘”を“ミルキーっこ”と読ませたり。

田中「そういうのが流行ったころかもしれないですね」

西村チェッカーズも『ジュリアに傷心(ハートブレイク)』を出していましたね

大西「チェッカーズのキャッチフレーズは?」

西村「ファンクラブに入ってたのに知らないなあ」

─大西さんと西村さんは筋金入りのファンですもんね。

西村「(スマホを操作して)AIが調べてくれました! '83年デビュー時のもので、“退屈退治”だそうです」

大西「解決してよかった(笑)」

西村「(一覧を見ながら)あ、テレサ・テンさん、“香港の赤いバラ”ですって」

大西「ぴったり!」

西村つちやかおりちゃん、ネオ☆スターズでご一緒してますけど“恋と涙の17歳”。デビュー曲のタイトルと同じですね。賀来千香子さんは“清楚なお嬢様”。まさに!

大西「そのまんまですね。大沢逸美さんの“ジェームス・ディーンみたいな女の子”は、すごく覚えてる」

田中「私も印象に残ってる」

西村「これもデビュー曲のタイトルだって。菊池桃子さんは“REAL1000%”」

田中「100じゃなくて1000!」

西村「これは事務所が同じだったオメガトライブの曲名『君は1000%』とかけてますね。あ、風間三姉妹(『スケバン刑事』の主人公三姉妹。大西が長女、中村由真が次女、浅香唯が三女を演じた)の浅香唯さん、ございましたよ。“フェニックスから来た少女”でしたね!