「デビュー当時、テレビで放映された映像を今見ると"あんな感じだったかな"というふうに思い出しますね」
’04年に4歳で歌舞伎役者として初舞台を踏んだ片岡千之助。今年、高校生になった歌舞伎界の"ニューエージ"の素顔に迫ります!
4歳のとき、どんな気持ちで舞台に上がっていたの?
「何で自分だけ仕事しているのかなって(笑い)。歌舞伎は好きだったので、違和感はなかったんですけど、周りの友達が遊んでいるのに僕は仕事で舞台に、って。そこは不思議に思っていましたね」
祖父は"片岡孝夫"として人気を博した十五代・仁左衛門、父親は片岡孝太郎という歌舞伎役者の家に生まれ、友達からは特別に思われていた?
「友達は、舞台の上の僕を見て"あれは誰?"なんて言ってますよ(笑い)。特別に思っているかは自分ではわかりませんけど、普段の生活では、普通の友達として接してくれています」
最近、歌舞伎以外で興味があることは何?
「映画、ドラマ、あと演劇。周りにそういう活動をされている方もいるので、一緒に仕事してみたいな、と思いながら見ています」
プライベートも仕事目線とは。では、どんな役者になりたいと思っている?
「何でもできるというか、舞台に出た瞬間、照明とか変わらなくても舞台が明るくなるような"華"のある役者になりたいですね」
撮影/佐藤靖彦