演歌界に大型新人現る!? 『お風呂はぬるめの勝次郎』でCDデビューを果たしたのは、“勝勝次郎”こと勝地涼。
「まさか、自分がCDデビューするとも、タワーレコードでイベントをするとも思わなかったです。人生、何があるかわからないなぁという感じです。でも、宮藤さんと仕事をすることはやっぱり楽しいし、何よりおもしろいので」
そのキャッチコピーは“B寄りのCカップが好きでござんす”とセクシー&お茶目。さすが、宮藤官九郎プロデュース!
「アーティスト名も最高で(笑い)。実は配信を含めたら、第3弾なんです。最初は“涼 the graduater”(『ドラゴン気取りのティーンネイジ・ブルース』)、“ラブ地涼”(『下駄を鳴らしてセプテンバー』)と来て、勝勝次郎ですから。毎回“おもしろ名前”なので、もう驚かなくなってきました」
’07年の舞台で共演した際、勝地の音程をはずす歌唱力に、宮藤が惚れ込んだ。
「僕の歌声を聴いておもしろがってくれて。それ以降、宮藤さんの脚本では、僕の役は歌が下手なキャラクターが多くなって(笑い)。でも、最近は“あんまり下手じゃなくなってきたね”と言われるので、ちょっとずつ、うまくなっているのかもしれません(笑い)」
朝ドラ『あまちゃん』(’13年/脚本=宮藤官九郎)での“前髪クネ男”は、たった1話の出演だったとは信じがたい、強烈なインパクトを残した。やはり、この2人が組むタッグは最強! 今曲は『宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)内の、リスナーから歌詞を募るコーナーより誕生している。
「とにかくおバカな曲ですし、“おっぱい”の歌になってますから。自分としては、振り切ってやるだけです」
来月で29歳に。前クールは『ヤメゴク』、今クールは『ど根性ガエル』(毎週土曜夜9時〜日本テレビ系)と、俳優としてもノリにノッている。
「ありがたいことにドラマ出演も続き、CDデビューもさせてもらって。いろんなことにチャレンジできていることは、すごく楽しいです。その中でも、まっしろな状態でいることを常に心がけています。これからも、それをちゃんと続けていきたいと思っています。『ど根性ガエル』の五郎は原作があるキャラクターなので、また全然違った作品にも出たいなとは思います。ひとつのイメージに偏りたくはないので」
と真剣なまなざし。最後にメッセージを。
「おバカな歌ですけど、ぜひ聴いてください!!」