朝ドラ『まれ』で、ヒロインの弟・一徹を演じた葉山奨之の映画初主演作品は、淡い初恋を描いた青春映画。あと2か月で20歳を迎える彼に、自身の“胸キュン”な思い出を語ってもらいました。で、初恋っていつだった?

「ん~……、小学生くらいまでは憧れと好きという気持ちの境がよくわからないですよね。でも、初恋となると、オーソドックスに幼稚園の先生になると思います」

 もっと物心ついてからの思い出が聞きたいんだけど?

「そうなると、中学生のときですね。みんなが憧れる、マドンナみたいな女の子がいまして。すごく好きだったなぁ」

 じゃあ、告白して付き合った……?

「いえいえ、話しかけることすらできなかったですよ(笑い)。友達と“チョーかわいいよね”って遠くから見てて。

 逆に向こうが来てくれても、わざと興味がないような態度をとったり、話しかけることができないから、いたずらするみたいにちょっかい出したり。そんなことやっていたから嫌われていたでしょうね。いま思えば何で普通に話しかけられなかったのかなと思いますよ(笑い)」

 青春してるねぇ。

「あのときは、まだこの仕事もしていなくて普通の中学生でした。学校も勉強ではなく友達に会いに行く、みたいな(笑い)。そんな気持ちを、今回の映画は年齢問わず思い出させてくれると思います。

 僕と同世代の子なら大切な人のことを考えて見てほしいし、年齢が上の方なら“こんな気持ちの時があったな”と思い出しながら見てほしいです」

 じゃあ最後に、今年の秋は“〇〇の秋”?

「いつもは“食欲”です。食べ物がおいしい季節ですからね。海鮮系が好きなので、よく食べています。でも、今年は“仕事の秋”。いい仕事ばかりいただいているので、今からワクワクしています!」

(撮影/高梨俊浩)

〈プロフィール〉

はやましょうの '95年12月19日生まれ。'11年にドラマ『鈴木先生』でデビュー。これからの出演作は、映画『流れ星が消えないうちに』(11月21日公開)、ドラマ『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』(10/23~OA、テレビ東京)など

■映画初主演作品『夏ノ日、君ノ声』

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高校生の哲夫(葉山奨之)と、難病を抱えた少女・舞子(荒川ちか)とのひと夏の出会いから別れと、それから14年後の哲夫が思い出に向き合う姿を描いたラブストーリー。10月24日から、角川シネマ新宿ほかで公開。