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 00年にコンビ結成。老若男女問わない笑いを武器に、05年『M-1グランプリ』ファイナリストになるなど、数々の賞レースで結果を出してきたタイムマシーン3号。15年は10年ぶりに『M-1』ファイナリストに進出して話題に。

 13年までは、モーニング娘。'15らハロプロが所属していることでも有名なアップフロントグループのお笑い部門に所属していたものの、同年8月から有吉弘行らが所属する老舗プロダクション・太田プロに移籍。

山本「以前所属していた事務所のお笑い部門がなくなるということで、泣く泣く移籍することになったんです。でも、田中れいなさんのイベントのMCなどの仕事をさせていただいているので、今でも前の事務所にはお世話になっていますね」

 太田プロに移籍した直後、同じ事務所に所属する前田敦子がリリースしたシングルのタイトルが、まさかの『タイムマシンなんていらない』。

山本「僕らのエピソード、先に言わないでくださいよっ!(笑)」

関「移籍直後はバブルでしたね。前田さんのシングルにちなんで、テレビの仕事が2つ決まったんですよ。“いらないって言われた気持ちはどうですか?”って(笑)。それでスーツを着て秋元康さんのものまねをしたんです。本格的に秋元さんのものまねを始めたのは、前田さんの曲がキッカケ。でも、似ているだけなので、ものまねでもない(笑)。今はニセAKB48と仕事をする機会が多いんですけど、ニセモノ軍団から抜け出したいです」

山本「売れて、一流のAKB48さんとお仕事をしたいよね」

 『M-1グランプリ』ではあと一歩の4位という結果に。

関「10年ぶりにファイナル進出できたし、僕は今年結婚もしたりと区切りはいいですね」

山本「準決勝が終わったあとは“タイムマシーン3号”でエゴサーチしていました(笑)」

関「全部お気に入りに入れたらイヤらしいかな? とか思いながら(笑)」

山本「兄貴が2ちゃんねるを見ていたらしく、準決勝のネタ後に僕たちを誉める意見が多かったそうなんですよ。“2ちゃんねらーも応援しているから間違いないぞ”って(笑)。チェックする場所が間違っている気もしますが、嬉しかったですね」

 ブレイクしたらやりたいことを聞くと、急に悩み始める2人。

山本「趣味も特技もないので、プライベートでやりたいことがないんですよね」

関「物欲もないですしね……。今までがくすんだ人生なので、もし売れたら何したい? って聞かれても本当に思いつかないんですよ。だから安定した収入のあるローカルタレントさんみたいなポジションになるのが目標ですね」

山本「僕たち、先輩から見て可愛い後輩じゃないと思うんですよ。小器用だし」

関「そこそこ結果を出すしね(笑)」

山本「よその事務所から来て、こういう風にイチオシ芸人って取材を受けていますし。先輩たちには可愛がられないと思うので、どうにか頑張って自分たちの力で食っていけたらと思います!」

 写真左/山本浩司、1979年6月22日生まれ。右/関 太、1979年8月5日生まれ。1月30日(土)、31日(日)に新宿シアターモリエールにて『単独ライブ2016~肉~』を開催。

撮影/齋藤周造