木村拓哉が型破りな検事を演じる月9ドラマ『HERO』(フジテレビ系)の続編が13年ぶりに帰ってきた。新キャストも加わり、ドタバタ群像劇はさらにパワーアップ。そして、ドラマを後押しする強力な助っ人が現れた。
「道徳教育をテーマに文部科学省とのタイアップが決定。ただ、特に珍しいことではありません」(スポーツ紙記者)
《『正義』ってなんだ? 『真実』ってなんだ? みんなで考えよう、本気で生きるってこと。》というキャッチフレーズが入ったポスターとチラシが作られ全国4万の小中高などに配布されている。なぜこのドラマが選ばれたのか。
文科省の担当者は、
「下村博文大臣は、命を大切にし、友情や思いやりを育てるための道徳教育をする必要があると感じています。今回フジテレビからお話をいただきコンセプトが一致していたので協力に至りました」
ということは、今後のストーリー展開によっては、文科省がダメ出しすることもある?
「番組の細部に口を出すことはありません。伝えたいのは、主人公の人間性や生きる姿勢です。もちろん、授業でドラマを取り上げることを強制することもありませんよ」
文科省は制作方針に賛同し、バックアップするだけだという。
「ドラマの制作費は下降ぎみですが、視聴率は取らなければいけない。子どもたちのテレビ離れが深刻化する中、学校なら彼らに直接、無料で宣伝することができます。文科省のお墨つきというカタチでそれができるんだから、テレビ局としてはありがたい話でしょう」(広告代理店関係者)