「12月上旬、神戸市の兵庫県公館を、劇中では『ネウストリア大使館』と都内に見立て、松たか子さんの出演シーンを撮影。そこで主演の木村拓哉さんはもちろん、北川景子さん、そして松さんと新旧“ヒロイン”の共演が実現しました」(映画配給会社関係者)
来年7月公開予定のSMAP・木村拓哉主演映画『HERO』。今夏、ドラマ続編が高視聴率をマークすると、当然のごとく映画もパート2が製作開始。同時に、ディズニー映画『アナと雪の女王』で今年の“顔”となった、松たか子の出演も明らかになった。
「木村さんも撮影に入る前には、妊婦である松さんへの気遣いを真っ先に考えては、助監督や撮影スタッフらに主に3つの指示を出したといいます。ご自身も経験値は高いですからね。それに“やっぱりお松が仲間に入ると違うよ”と、なつかしがっていたそう」(映画製作関係者)
そう、木村もまた妻・工藤静香の妊娠、出産を2回にわたって見守ってきた身。それだけに“座長”としてだけでなく、夫としての気遣いに長けているのかもしれない。その“3か条”とは、
「階段や段差につまずかないよう、常にスタッフを周囲に配置させること。妊婦の大敵となる冷えを感じさせないように、温度に気をつけること。そしてロケとなれば立ちっぱなしが多くなるので、すぐに座れるようにイスを用意することなんだとか。安定期に入ったとはいえ、油断はできませんからね。撮影環境が母体へのストレスにならないよう、気持ちよく仕事をしてもらうための気遣いでしょう」(前出・映画製作関係者)
冒頭の神戸でも松への“3か条”がしっかり守られていたようだ。
「この時期の神戸は10度にも満たない気温で、とにかく寒い。松さんは黒のスーツにグレーのコート。やや大きめのチェスターコートでお腹の大きさを隠しています。すぐに暖かな車内で休憩できるように、公館内にロケバスを待機させて、松さんの一挙手一投足に周囲も気を張っていたそう」(撮影スタッフ)