■スカートは苦手。パンツスーツはアリ?
かつての弔問では、女性の服装はスカートが基本でした。しかしここ最近、地域による差異はあるものの、特に年配の方はスカートよりも足さばきがいいことから、パンツスーツを着用する女性が少しずつ増えています。参列者はパンツスーツでも問題ありませんが、遺族の場合は親戚などに事前に確認したほうが無難です。
■ネイルサロンに行ったばかり。手袋をすれば大丈夫?
外国では喪服に手袋という服装も見られますが、お焼香を伴う日本の弔問には手袋は適しません。ネイルを気にするあまり、故人との最後のお別れに集中できないという事態は避けたいもの。基本はマニキュアを落としますが、ベージュや淡いピンク以外のネイルは、サロンではずしてもらってから参列しましょう。
■小さい子どもの服装は何が正解?
子どもの服装は「制服」が礼装となりますが、なければ紺やグレー、白といった地味な洋服がベスト。例えば、白いシャツに黒いズボンやスカートなど、子どもは「白」を着用してもOK。ヘアアクセサリーや靴などの色みにも注意を忘れずに。ただし、小さな子どもは弔問の場にふさわしくない言動をしてしまうこともあります。故人との関係性によっては連れていかないこともひとつのマナーです。
(イラスト/上田惣子)