イビる姑に噛みつく嫁という構図も、今は昔。現代では、因縁の2人の関係性が希薄になってきているという。しかし、実態について取材を進めると、かつては火花を散らしていがみ合った嫁姑バトルは、今、互いに心の中で不満を募らせる“冷たい戦争”へと形を変えていた。ぶっ飛びすぎて、もはや笑うしかないヨメvsトメの告白をレポート――。
■お尻丸見えで葬式に出た【嫁】
「次男が結婚してすぐ、私の姑が亡くなりました。急に亡くなったこともあり、お通夜はラフな格好の人もいましたが、さすがに告別式は別。喪に服した格好をするのが当然ですよね。
そんなとき斎場に現れた次男の嫁を見て、倒れるかと思いました。茶髪にユニクロのローライズのジーパンで、お尻からはTバックが丸見え。焼香中に笑いが起こるわ、通夜ぶるまいの席で親戚からお叱(しか)りを受けるわで、穴があったら入りたい思いでした。
彼女も当時、20歳だったのでしかたがないのですが、正直、姑の葬儀どころではありませんでした……」(嫁27歳・会社員/姑62歳・専業主婦)
■ご近所で悲劇のヒロインな【嫁】
「ウチの嫁はしっかりというよりちゃっかり。ご近所で食べ物をもらったり、お買い物でオマケしてもらったりと、ご厚意に甘えているみたい。一応、“誰かからモノをいただいたら私にも教えてね。ご挨拶をしたいから”と告げると、嫁はなぜかムッとしてました。
後日、偶然会った知人が“お嫁さん、いじめないであげてね”って。どういうことかと思えば“お義母さま、私がひとり占めすると思ってるのかしら。ひどいわ!”と、ご近所さんにわめき散らしていたらしく……。私を悪者扱いするひどい嫁! って思いました。以来、もう関わらないようにしています」(嫁31歳・専業主婦/姑68歳・自営業)
■お惣菜をパックのまま出す【嫁】
「三男夫婦が2人とも仕事で忙しそうだったころ、ちょうど彼らの家の近所まで行く予定ができたので、家事の手伝いを申し出ました。すると“ぜひ!”とふたつ返事。お邪魔すると思っていたよりきれいだし、忙しい中、家事もよく頑張っているなぁと感心しました。
お礼にとごちそうになった夕食。食卓を見て、なにごとかと思いました。から揚げ、コロッケ、サンマ、ごはん……、すべてお惣菜だったんですが、それはいいんです。問題は、お惣菜が売られていたままパックの状態で食卓に並んでいるんです! 値引きシールや見切りシールもそのまま。ほかのお客さんにもしているのではないかと不安でなりません」(嫁28歳・会社員/姑53歳・専業主婦)
■ヤキモチを焼く超泣き虫な【嫁】
「息子よりも年齢がひと回り下で、私にとっては年齢的に孫も同然の嫁。一緒に買い物に行ったりと、友達のように接しているのですが、そのせいで困ったことがひとつ。
ある日、嫁がわが家で息子のアルバムを見ていると、急に泣き出したんです。“夫のこんなにかわいいころを毎日見ていたんですよね、一緒にお風呂に入ったりもしたんですよね? お義母さんなんか嫌いです~!”とヒートアップ。しまいには孫まで嫁のマネをして“ばぁば、嫌い!”と言い出す始末。どうすりゃいいの!」(嫁24歳・専業主婦/姑76歳・専業主婦)
後半は、嫁の心、姑知らず……。