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 昨年末、NHK紅白歌合戦で約4年5か月ぶりに公の場に姿を見せた中森明菜。ニューヨークのレコーディングスタジオからの生中継ではあったものの、その力強い歌声はファンを安心させるに十分だったはずだ。

 度重なる復帰計画があったものの体調が戻らずに中止……そんな紆余曲折を経てきた彼女だが、カムバックの準備は怠ってこなかったという。

「2013年の夏ごろからボイストレーニングと筋力トレーニングを開始して、必死に努力していました。テレビ通販でトレーニングマシンを購入し、まずは筋力をつけようと。特に鍛えていたのは腹筋です。長いブランクがありますから、腹から声を出すための筋肉をつける必要があったようです。ボイストレーニングも自宅で行っていました」(レコード会社関係者)

 さらに、ファンクラブ会報誌にはこんな力強い直筆メッセージも書かれていた。

《皆さまぁー! 元気ですか!? 年が明け… あっという間に1月も過ぎ… 2月… 3月… 本当に本当に ごぶさたになってますぅ》

 ハイテンションな呼びかけから始まる筆文字のような直筆。桜模様が下地の紙に、2ページにおよぶ長文がしたためられていた。

《明菜のステージ見る日を、楽しみに…(略)目をまぁぁぁーるくする日を、ぜったいにみんなに… 贈るからぁぁぁぁぁぁ…》

 これまでも、年に何度かファンに届いていた明菜からの“生声”。自身の誕生日に感じてしまった寂しさや、大好きな香辛料が日本では大瓶で売られていない悔しさなど、とりとめのないものだったが、《明菜のステージ》を《みんな》に《贈る》としっかり綴られていた。