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 昨年末のNHK紅白歌合戦にて、2010年7月以来、久々に公の場に姿を見せた中森明菜。それまでは、年に何度かファンのもとに送られるファンクラブ会報誌だけが、彼女のメッセージを知る唯一の媒体だった。

 2014年4月上旬には明菜の新しいパチンコ台がリリースされることが記されていた。

《新しいパチンコ台が… でぇるぅよォーーー!! ちとォ… 時間あるのよねぇー とォ… 思ったら… のぞいてみて!! 楽しんでぇ来てぇぇぇーー》

 会報誌では、珍しく日常に関する記載もあった。モコモコであったか系のスエットがルームウエア。この冬は鍋料理が多かったそうで、だしを変えて楽しんだり、2日目には残りのだしをカレーにしたり、残り具材にバターを入れるのがお気に入り。

 カメラはいまもアナログの一眼レフを愛用し、明菜版の“ツイッター”として、こんなつぶやきも直筆で載せていた。

《太陽さんが出て来てくれると… むくむく元気になる… あったかぁーくなる!!》

 復帰を予感させる文面にファンの期待が高まったのも当然だろう。それは明菜自身が一番分かっていたことでもある。ファンへのメッセージは、自らに言い聞かせるように悲愴な言葉で締めくくられていた。

《また!? …と思うかもしれないけれどォ… 本当… あと少し… ほんとォに》