タレントの三船美佳は16歳で24歳年上の高橋ジョージと結婚。’04 年には長女を出産し、夫婦でのテレビ共演も多かった。公私ともに幸せそうだったが、その裏では離婚を決意するに至る深刻な悩みがあったという。

「美佳は結婚してからずっと高橋さんに束縛され続けていたんです。夫が家にいるときは、仕事以外では外に出ることがほとんどできなかった。たとえ仕事のときでも、終わったら急いで家に帰らないと怒られたそうです。何も知らずに結婚した彼女は、それが当たり前と思っていたそうですが、娘さんが幼稚園に入り、ママ友と交流を持つようになってから、それが異常なことだと徐々に気づくようになったんです。そして、決定的だったのは、家庭の財布をすべて夫が握っていたことに違和感を覚え始めたこと。私が言うのも変ですが、美佳は芸能人とは思えないほど、とても質素な生活をしていましたよ」(三船の友人)

 “時間”と“財布”を、親子ほど年齢が離れた夫に握られてきた16年間。そんな状況から妻はついに“独立”を決意したのだ。

「別居を決意した一昨年、三船さんはコッソリと事務所に来て、娘と母と3人で暮らしていけるだけの収入があるのかとスタッフに不安そうに聞いてきたそうなんです。そこで、“毎月これだけのギャラを払っているよ”と明細を見せたら、“え!? 私ってこんなに稼いでいるんだ”と驚いたそうです。そのころから、夫婦での仕事のオファーを、彼女は断ってほしいとお願いしていたそうです」(事務所関係者)

 シングルマザーがなにより不安を抱くのは、夫から離れ生活ができるのかということ。三船も同じ思いだったそう。

「美佳は離婚を決意したときに、“財産分与も慰謝料もいらない。これからは、私がひとりで娘を育てていく”って、涙ながらに話してくれました。彼女だって相当悩んだし、10歳の娘のこれからのことを考えたら、ものすごいプレッシャーを感じていると思います。それでも、高橋さんとは別れたいという決意は、絶対に揺るがないでしょう。だって、娘を転校させてまで地縁のない大阪に引っ越したのは、自分の決意をにぶらせないためですから」(前出・三船の友人)

 注目の第1回口頭弁論は3月3日に行われる予定。