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 4月5日に始まったバラエティー番組『美女たちの日曜日』(テレビ朝日系)で、ヒロミがメーン司会を務めている。昨年から再ブレイクしたと言われていたが、司会業も本格的に復帰した。

「テレ朝でのレギュラーMCは、15年半ぶり。’93年に松本伊代さんと結婚したあとぐらいの、30代後半になったころから仕事が激減。先輩にもタメ口で話すラフな芸風がウケていたんですが、快く思わない人もいましたから」(芸能プロ関係者)

 テレビからは消えたが、ヒロミは別の世界で大成功を収める。ジム経営やダイエット商品のプロデュースなどのビジネスを始め、そのまま経営者として暮らしていてもよかったはず。芸能界復帰は、妻のひと言がきっかけだった。

「ヒロミさんは家でテレビを見ながら"俺だったらもっとうまくやる"など、よく文句を言っていたそうです。伊代ちゃんがそれを聞いて"だったら番組に出てしゃべったら?"と言ったそうです。まあ、天然キャラの伊代ちゃんは夫を復帰させようと思っていたわけではないでしょうけど(笑い)」(テレビ局関係者)

 ヒロミは昨年9月『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した際、最近のテレビ番組について「MCがヘタだなと思う」と苦言を呈していた。しかし、本人が復帰したくても、呼ばれなければテレビには出られない。ヒロミが再ブレイクできたのは、毒舌キャラが求められていたからだ。有吉弘行や坂上忍より、ずっと前から言いたい放題の"毒舌王"こそヒロミだった。

「伊代さんのバーターでヒロミさんが番組に出させてもらっている時期もあったんです。おしどり夫婦枠で、"伊代さんのことを愛するイイ夫キャラ"。でも、久々に毒舌が全開になると面白いということで、1人で番組に呼ばれるようになったんです。4年前はテレビ出演0本だったのが、昨年は170本と引っ張りだこ。もう"おしどり夫婦のヒロミ"というイメージに戻したくはないそうで、有吉さんや坂上さんのような毒舌キャラを定着させるべく、伊代さんとの共演は避けているようです」(前出・芸能プロ関係者)

 ヒロミに仕事がなくなっても、働くようにプレッシャーをかけることがいっさいなかったというのが伊代らしい。毎日ブラブラしていても、「パパ、今日は何して遊ぶの?」と声をかけていたという。

 今も"おしどり夫婦"ぶりは変わらないようで、本誌がヒロミの自宅を訪ねると、ふたりで仲よく外出するところだった。車を運転するのは伊代で、ヒロミは助手席に座る。直撃すると、伊代はキョトンとした顔で「ビックリした! 友達かと思った」と例によって奇想天外な答えが。ヒロミの再ブレイクまで、伊代が心がけていたことは何か聞いてみると、

「まあ、特には……(笑い)」

 横に本人がいるから答えにくいようで困った表情を浮かべる。ヒロミは「俺たちこれから出かけなきゃいけないから……」と言うが、伊代は一生懸命、言葉を探している。

「別に、再ブレイクという認識はないですね。再ブレイクというか……なんでしょうね(笑い)」

 しびれを切らしたヒロミに促されて、クルマは走り去っていった。