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 今シーズンのグランプリシリーズがますます盛り上がりを見せているフィギュア。しかし意外とフィギュアに関する知らないことも多い。そこで、素朴な疑問を調べてみた。

・海外の大会なのに日本語の広告が?

 フィギュアは世界中で大会が開催されるが、会場内にはなぜか日本企業の広告がいっぱい。そこで広告を出している高須クリニックに問い合わせてみた。

「以前、安藤美姫選手を応援していた経緯もございまして、3~4年前から広告枠がいっぱいの日本の大会以外で広告を出させていただいています」

 日本でのフィギュア人気も大きく関係しているようだ。

「それだけ日本のテレビ視聴率が高いからです。もちろん、本来は会場内の人たちに見せるための広告ですが、今はテレビで放映されるのが当たり前。日本語の広告に違和感を感じると思いますが、それは海外の人に見てもらう目的ではなく、日本人のために広告を出していると考えられます。今はフィギュアがいちばん盛り上がっているのは日本ですからね」(解説者の佐野稔氏)

・演技の曲は選手が自由に決められる?

 各選手がシーズンごとに決める演技曲。選曲するにあたり、決まりはあるのか?

「特に縛りはなく好きな曲でかまいません。ボーカルが入っている曲でもなんでもありなんです。最近はいろいろな曲が出てきていますね。ボーカル入りも許可されたのが昨年からです」(佐野氏)

 ボーカル入りが許可されると、ある曲に集中。

「それまではどちらかというとクラシックのイメージが強かったのですが、ボーカルが許可されたらみんながオペラに偏りすぎて、『オペラ座の怪人』ばかりになってしまいました(笑い)。今シーズンはバラエティーに富んだ曲になっていますよ。初めて会場に来られた方は意外とポップな雰囲気を楽しめると思います」(佐野氏)