「雅子さまは2月9日、お住まいの東宮御所で来日していたタイのプラユット首相夫妻と接見されましたが、最近の雅子さまにとっては異例のお出ましだと思います」
皇太子妃雅子さまについて、そう話すのは、ある宮内庁担当記者。
「雅子さまはその6日前の3日に、『OECD東北スクール』参加の高校生にも接見されています。ただ雅子さまは、この関連行事に出席したことがあり、再会する学生もいたので負担が少ないものだったと思われます。しかし、タイの首相夫妻とは面識がなく、ご負担は大きいはずなのにお会いになりました。それだけ、ご体調がよくなっているのかもしれません」(同・記者)
「長期療養」が始まってから10年以上、「適応障害」と闘病中の雅子さまのお出ましは、限られたものになっている。そんな中での"復調"に、次のような理由を挙げるのはある宮内庁関係者。
「これから春にかけて、外国の要人が日本を訪れる予定になっています。雅子さまがお会いになることも検討されているので、体調を整えられているのかもしれません」
昨年の10月末に、親交が深いオランダ国王夫妻が国賓として来日した際も、雅子さまは負担が重いとされる歓迎行事には5年ぶり、宮中晩餐は11年ぶりに参加されている。折しも、皇太子さまが2月23日に55歳の誕生日をお迎えに。
記者会見では「雅子も私も愛子の勉強を見ることがありますが、内容の難しさに驚くこともしばしばです」と、長女の愛子さま(13)の成長に目を細められた。
2学期まで、不規則登校が続いていた学習院女子中等科1年の愛子さまだが、"パパ"にこんな"プレゼント"も。
「愛子さまが校内で開かれた百人一首大会で、100枚の札のうち約40枚をおひとりで取りグループ内で1番になり、今月になってお休みも1日だけだそうです」(同・記者)
ご家族のそんな明るい話題も、雅子さまに好影響を与えているのかもしれない。海外VIPの来日について、宮内庁関係者が続ける。
「3月9日にはドイツのメルケル首相が7年ぶりに、3月の中旬には米国のファーストレディー、ミシェル大統領夫人が相次いで来日するので、雅子さまの接見も検討されているようです。特にミシェル夫人とお会いすることを、雅子さまは楽しみにされているはずです」
ミシェル夫人といえば、昨年4月、オバマ大統領が国賓で来日したときは、娘たちの学校行事があるとの理由で来日を見送ったが、今回はふたりの娘も同行する予定。ジャーナリストで、文化学園大学客員教授の渡辺みどりさんの話。
「ミシェル夫人は雅子さまと同年齢で、ハーバード大学のロースクールを卒業しているということで、ハーバード卒の雅子さまとの"同窓会"にもなるのではないでしょうか。昨春、オバマ大統領が来日したときは、雅子さまは関連行事にはお出ましにならなかったので、今回は出席なさるかもしれません」