「18歳選挙権」改正公選法成立、投票率の低下、1票の格差問題など、最近何かとスポットを浴びている日本の選挙のあり方。国も投票率を上げようと、あの手この手で頑張っている。そこで街の人に選挙について意見を聞いた。
「とにかくうるさい! 朝から街宣車で候補者の名前を連呼しているだけ。ほかに伝えることないんかい! 洗脳まがいの選挙運動なんて、やる意味あるの!?」(30代・女性)
「政見放送や選挙ポスターを利用して目立とうとしている人が増えてきているような。ほんとに政治をやりたいのかと。なんかもう心底ガッカリするような選挙ですよね」(40代・男性)
ちなみにアメリカでは騒音レベルが決まっているため、街宣車や駅前で騒音まがいの演説をするとポリスが飛んでくるんだとか。またこんな意見も。
「AKB48の総選挙のほうがマシに思えます。公約を掲げ、実際にそれを実現させている。総選挙の模様を放送するテレビ番組は高視聴率をキープし、ソーシャルメディアを駆使したPRも一定の効果を生んでいる。すべてにおいて政治家の選挙より上のような気がします」(30代・男性)
「選挙制度そのものがおかしい。アメリカ、フランス、ドイツ、イタリアなどでは必要としない供託金が、日本は300万~600万円もかかる。“無責任な立候補の乱立を防止するため”と表向きは言うけど、どう考えても現職が有利になるだけだし、志はあってもお金のない人が出馬しづらくなるだけ。1にも2にもお金を集めるところからスタートしなければいけない選挙をし続ける限り日本の政治がよくなるわけがない」(40代・女性)
これに対し、有権者の政治への姿勢を変えなければいけないという声も。
「もっと若い層に関心を持ってほしい。高齢者層ばかり政治に参加する=高齢者層の投票率が高ければ、当選したい立候補者は彼らにウケる公約ばかりを掲げるに決まっている。そして、平気で反故にする……その繰り返しを打破するには若い層の力が必要」(40代・男性)
「若い層に参加してほしいけど、本を読んだり見聞を高めたりしない若輩者も大勢いる。政治に対して知識がなく意識だけが先行しそうで怖い。投票率を上げることも大事だが、知識レベルを引き上げるような政治活動も必要」(60代・女性)
「早く議員削減をして! 無能&行動に問題のある人が当選するということは、それだけ選挙の質が低いってことでしょ!」(40代・女性)