ここ最近はコワモテな存在にしか見えなかった清原和博。彼のように堕ちた有名人は、どうしたらよいのだろうか？ ワイドショーなどのコメンテーターとして数々のテレビ、ラジオにも出演する漫画家のやくみつるさんはこう語る。
「許すべきではないし、野球界に戻らせてはいけない。薬物に手を染めた有名人は、自分には元いた場所しかないなどと身勝手な理屈を振りかざす傾向がある。芸能界やスポーツ界は享楽性が高く、実入りも高い商売。その環境下で薬物に手を出した人間が、再び同じ世界に戻ろうという考え方が大間違い」
球界で復活を望むファンも多いが、やくさんはバッサリ。
「同業者が手を差しのべるなんてこともあってはならない。セカンドチャンスがあったとしても、1度目の舞台と同じ環境であっていいわけがない。なぜ間違いを犯した人間が、間違いを犯していない人間と同じ舞台で再起をするのか？」
今回の逮捕は、反面教師にすべきと話す。
「また“悪いことをしてしまう大人たちもいる”と子どもたちに教えるべき。贅沢は腐敗と隣り合わせで、気持ちを強く持っていないと生活が乱れ清原みたいになると野球少年たちに教えるべきですよ」
