4月19日に行われたイベントで、次回作について言及した又吉直樹。いまやピースとしてより“芥川賞作家”の印象のほうが強いくらい。その勢いで4月からは『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のキャスターに就任している。
「まだ半分も進んでいないけれど、これで作れるという段階には行きました。周りには“めっちゃ売れなかったらおもしろい”と言われているので、どう転んでも大丈夫」
芥川賞の賞金100万円も、母校サッカー部のユニフォーム代としてプレゼントしたそうだが、累計発行部数240万部超の大ベストセラー『火花』(文藝春秋)で得た収入はその比ではない。
「印税は通常、人気作家なら10%程度が著者に入ります。定価が1200円だから、単純に計算しても2億8800万円以上。事務所にも入っているでしょうが、又吉さんも相当額を手にしていると思いますよ」(スポーツ紙記者)
そんな大金がいったい何に消えているかというと……。まずは、ファッション。2月初頭に、下北沢の古着店でその姿が目撃されていた。
「お団子頭の奇抜な格好でしたよ」(居合わせた客)
又吉はオシャレ芸人としても有名。私服の奇抜さはスタイリストに“それ普段着? 衣装?”と尋ねられるほどだ。
「ただ衣装をたくさん持っているということではなく、店頭で気に入った服でも、週2~3回着られるような、ヘビーローテーションしたいものでないと購入しないんです」(番組制作スタッフ)
こうした“ビビビッ”ときた古着を手に近くのリメイク店『M』へ。なぜこの場所を訪れるかというと、服の丈や裾の長さ、ロゴの位置……と徹底的にこだわる男が信頼する“お直し界のレジェンド”と呼ばれる女性スタッフが、この店にいるからなのだ。
「襟ぐりの大きさを広くしたり、服と服とを組み合わせて長さや柄を足したりして、大胆なデザインにするなど、複雑なこともお手のもの。又吉さんは、自分がイメージしたものを着るために、このレジェンドに無理を言うこともあるんだとか」(番組制作スタッフ)
スタイリストいわく「この間はレザージャケットのお直しに行った」とか。また、3000円台のチープなものを2~3点購入し、それらを材料にして新しい服を作ることもあるとか。
「リメイクにかかるお金は5000円以上。1着作るのにも、意外と高くつくんですよ」
かと思えば、こんな“副業”にも手をのばそうとしている。作家や編集者が集う“文壇バー”を始めたいのだという。
「彼が憧れる太宰治も通っていたことで有名ですよね。自分でも銀座や新宿ゴールデン街にある老舗に足を運んでいるみたいで、四谷三丁目のあたりで物件を探していると聞きます」(放送作家)
さらに探している物件が、マイホームだ。というのも現在、彼は後輩のパンサー向井やサルゴリラ児玉とルームシェア中で、執筆用に下北沢の1K風呂なしの部屋も借りている二重生活だったりする。
「部屋はそれぞれ分かれているものの、今夏にはシェアを解消するとか。いま暮らしている街で一軒家を探しているそうで、ついに“火花御殿”が、と芸人たちの間でも話題になっていますよ」(芸能プロ関係者)