父である團十郎さんが生前に親族の保証人になっており、その事業失敗でかぶった負債が19億円と言われています。それを、海老蔵は残り5億円ほどまで返済したそうです。しかし、'10年11月に西麻布で起きた殴打事件で舞台を休業し、それで借金が増えてしまったんです」(梨園関係者)

 都内一等地にある團十郎の家と土地は、借金を肩代わりした松竹の所有に。そして、現在も名義が松竹のままであることを考えると、借金は完済されていないのだろう。

「ここにきて、海老蔵に團十郎を継がせてはという声が梨園からじわじわと上がってきているんです。今年は五代目中村雀右衛門と八代目中村芝翫の襲名で盛り上がっていますが、海老蔵の團十郎と、勸玄くんの新之助同時襲名が行われれば、過去最高の盛り上がりを見せるのは間違いない。早ければ3年以内に行われるのでは」(松竹関係者)

 松竹にとっても興行収入が期待できる。それ以上に、海老蔵にとっても大きなビジネスチャンスなのだ。

お父さんが團十郎を襲名したときは、異例の歌舞伎座3か月興行が行われたほど、成田屋の襲名興行は別格なのです。当然、収入もケタ違いで、舞台以外にもドキュメント番組などのギャラ、それに贔屓筋からのご祝儀がそうとうな額になるでしょう。

 合わせたらおそらく10億円近く入るのでは。そのためにも、麻央さんが1日も早く元気に戻ってきてくれることが望まれます」(芸能プロ関係者)