あの“おディーン様”ことディーン・フジオカが高校生を対象にした英語の副教材に登場。
ある女子高生がそのページを写真に撮り《夏休みの課題にディーンさんが》というコメントつきでツイートしたことから、反響が起こっている。
ディーン本人も、
《ここはひとつ加油(編集部注:中国語で“がんばれ”)! そしたらきっとええことあるで☆ほんまやで》
と、ツイッター上でコメント。所属事務所に経緯を問い合わせてみると、
「出版社さんからお問い合わせをいただいて、内容を確認したうえで使用許可を出させていただきました」
と、説明する。
では、どんな登場の仕方をしているのかというと、
「教材の中の読み物のひとつとしてディーンさんが掲載されているんですよ。“政治”“人物”“歴史”などの項目ごとに分かれていて、夏休みの課題として使っている学校が多いと聞きます。ほかにもシェークスピアやオバマ大統領もまとめられていますね。20ページほどの小さな冊子です」(高校関係者)
タイトルは『NEWS BREAKS 2016』(エミル出版)。ただ、この教材を使えるのは一部の高校生のみ。
「学校教材の専売品なので、一般の書店にはいっさい卸していないんです。ディーンさんがリツイートしてから問い合わせの電話が出版社にくるようになったそうですが、手に入れるのは難しいかもしれませんね」(出版関係者)
そこで、ファンの方たちのために内容を紹介することにしよう。
書き出しの部分では《ディーン・フジオカは今日の日本でとても人気の俳優です。彼は『あさが来た』というNHKドラマで有名になりました。(略)日本のファンは彼を“逆輸入”俳優と呼びます。》(文中の英語を和訳)とあり、“逆輸入”俳優たる理由が冒頭から語られていく。
海外に興味を抱いた少年時代、ウェブデザインを学んだアメリカでの大学時代、香港や台湾、さらにはインドネシアでモデル、俳優、歌手として活躍するようになった時代……。
そして、あの転機が訪れるわけだ。
《『あさが来た』での彼の役は、海外でビジネスを学んだ明治時代の実業家だった。“プロデューサーが僕をこの役に選んでくれたのは、僕の経験と語学力を見てくれたからだと思う”と彼は語る》(文中の英語を和訳)
なんと、自らの口で“朝ドラ出演秘話”も披露している。マルチリンガルぶりを生かし、アジアや日本、最近ではアメリカでも芸能活動をこなす彼はこういう教材にはうってつけの“お手本”でもあるのだろう。