多くの映画やドラマに出演し、超多忙な日々を送る土屋太鳳(21)。先日行われた日本アカデミー賞ではその活躍が評価され新人賞を受賞、さらに最近公開された世界的アーティストSIAのMVで激しいダンスを披露するなど、何かと話題にのぼっている。
「演技をたくさんやりたくて、ここまで頑張ってきたので、今の忙しさに感謝。毎回“行くぞ!”って自分に気合を入れています!(笑い)」
現役の体育大生でもある彼女が高い身体能力を見せてくれるのが、主演を務める『連続ドラマW 東野圭吾「カッコウの卵は誰のもの」』。トップスキーヤー役ということで、実際にアルペンスキーに挑戦。
「私、スキー検定2級は持っていますが、アルペンスキーとは使う筋肉が全然違い、おしりがいつも筋肉痛でした(笑い)。雪山での撮影は、風やガスがすごく、予定どおりに進まなかったりします。
でも、そんなときこそスタッフさんたちとソリで滑ってギャーギャー笑って“気持ちだけは上げていこう!”と。挨拶もみんな大きな声を出して、まさに体育会系な現場でした(笑い)」。
寒い雪山での撮影。厳しい環境の中で、スタッフや共演キャストたちとの交流が癒しになったそう。
「真野恵里菜ちゃんとは共演が2回目。撮影期間はお風呂へ一緒に行っていて、いつもお風呂で楽しい話をたくさんして帰るのが恒例になっていました(笑い)。あと父親役の伊原剛志さんとは『花子とアン』でも親子役だったので、今でも“おとう”って呼ばせていただいています(笑い)。
おとうはテレ屋さんなんですよ。写真を撮るときに“目を合わせてください”って言っても全然違う方向見たりするんです。だから“おとうがテレてます~!”って、みんなに言ったら“やめろ、テレてね~よ!”と(笑い)」。
なんとも微笑ましいエピソードだが、土屋自身も父親と仲がいいという。
「母と姉、弟はストイックでまじめなタイプですが、父は癒し系(笑い)。昔は母が忙しくてお弁当を作れないときに父が代わりに作ってくれたこともあります。とっても優しくて、疲れて帰宅したときも白湯をそっと出してくれます」
最近は仕事が重なり、大好きな家族が待つ家になかなか帰れないとちょっと寂しげ。休みがとれたら何をしたい?
「英語を習いたいです! 実は昨年末にヨーロッパへ行ったんですが、飛行機でごはんのメニューが読めないというショッキングな出来事が。次に乗るときは、“この料理は何ですか?”と英語でカッコよく聞きたいです(笑い)。今年は有言実行! 女優として、人として、もっともっと視野を広げていきたいです!」
撮影/廣瀬靖士