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 野村萬斎が現代劇に初挑戦する映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』に宮迫博之(46)が出演。

「実はこう見えて、すごく人見知りなんです。でも『夜行観覧車』で共演した関ジャニ∞の安田(章大)くんや(杉咲)花ちゃんがいたので安心しました(笑)。安田くんとはプライベートで飲みに行ったりもするんですよ!」

 “ビビり芸人”としても有名な宮迫。当初、狂言師である萬斎との共演にもビビっていた……!?

「伝統芸能のお堅い方なのかなと思っていたんですが、非常に明るい方で……よかった~って(笑)。僕らは元芸人役で、2人で漫才するシーンがあるんです。その“間”のとり方が、萬斎さんは非常にお上手! アドリブ部分も全部僕に合わせてくださったので、“さすが!”って思いましたね」

 ちなみに相方(雨上がり決死隊)の蛍原さんが100点だとしたら何点?

「蛍原さんがまず7点なので(笑)。萬斎さんは200点満点、完璧!!」

 芸人としてはもちろん、連ドラ『僕のヤバい妻』(フジテレビ系、火曜夜10時)にも出演中で役者としても大活躍。でも本人は“僕は100パーセント芸人”とキッパリ!

「基本的に自分が役者と思ったことは1度もありません。まぁ、酔っぱらったときはふざけて“僕は役者だ!”とか言っているかもしれませんが(笑)。本業の役者さんとは費やしている時間も思いも違うと思うんです。単純に“お芝居大好き芸人”なんですよ。もうね、演じることがただただ楽しい!」

 3年前に手術した“胃がん”も克服したみたいで、元気な姿にホッ……。

「病気になったときは驚きましたよ。学生時代は車にはねられても無傷だったのに、まさか中からやられるとは……。あのとき、初めて死を意識しました。がんになってから、元気なうちにやりたいことをやって、伝えたいことは伝えたほうがいいって思うようになったし、それは周りにも話しています。あとみなさん、定期健診には必ず行ってくださいね。僕からのお願いです!(笑)」

 ちなみに、キスシーンのオファーがきたら?

「それは断る。マジで! ラブシーンは絶対にNG! 清純派アイドルみたい?(笑) 緊張しちゃってお芝居にならないんですよ。あと人前で歌うのも無理かな。ぐっさん(山口智充)との『くず』は結局のところコントだったのでギリギリセーフ(笑)。何でもその先に笑いがあるなら大丈夫なんですよ!! 笑いさえあれば何だってOK! そう、絡みもね(笑)」

映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』

 場所や物に残された人の記憶や感情(=残留思念)を読み取ることのできる能力を持った仙石和彦(野村萬斎)と、その相方・丸山竜司(宮迫博之)はお笑いコンビ“マイティーズ”として活躍していたが、人気低迷とともに解散。すっかり疎遠になっていた2人のもとへ女子高生から人探しの依頼が入り……。4月29日(祝・金)ロードショー。

撮影/坂本利幸