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 鈴木亮平が初主演を飾った映画『HK/変態仮面』が、『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』として帰ってくる。

「“ヒーロー映画は男の子のものだ”と思っている人にこそ、見てほしいですね。純愛ものの面もあるし、なにより笑えます」

 実はこの変態仮面、パンティーを顔にかぶると力がみなぎりTバックスタイルで悪と戦う異色のヒーローなのだ。再び、この姿になることへの抵抗はなかったのか聞いてみると、「全然」と爽やかに笑い飛ばす。

「この映画の続編が決定したときはついに、ついにできるなという感じでした。どんな役でも違う人の人生を体験できることが、僕にとっては“エクスタシー”なんです!」

 毎回、肉体改造もいとわない徹底した役作りで話題になるけど、今作ではどんな努力を?

「社交ダンスのルンバを習いました。そうしたら腰を8の字に動かせるようになって。腰を横に動かしながら歩くなどバリエーションが増えて、前作より変態めいたアクションができるようになりました(笑)」

 ちなみに、どの作品も“クランクインの日はグレーのボクサーパンツをはいて臨む”という噂は、本当!?

「はい。6年前からそれを勝負パンツとしてはいていました。だけど実は最近、変えたんです。今度のものは、真っ黒の無地。言い訳しないで己で勝負するぞという決意表明をこめて、黒を選びました」

 3月にはもうひとつ、気合を入れ直す出来事があった。

「僕は55歳までの人生設計を壁に貼っていて、毎年それを誕生日に見返すんです。そのひとつに“屋外広告にドーンと載る”という目標があって。今年春、その夢が叶い、項目をひとつ消せました。同時に書き足した目標もあるので、まだまだ頑張らなきゃな!」

映画『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』

 変態仮面になる変身道具のパンティーを愛子(清水富美加)に返した狂介(鈴木亮平)。これをきっかけに2人の心はすれ違い始める。さらに世間では、世界中からパンティーが消えるという事態が発生して……。5月14日(土)より新宿バルト9ほか、全国ロードショー。(c)あんど慶周/集英社・2016「HK2」製作委員会

撮影/伊藤和幸