自治体からして自虐PRをする時代。今回は47都道府県のイタタタな県民性を調査した。
【愛知県】男も女も、ゲス不倫が好き
日本のものづくりを牽引する愛知県。愛知といえば、いわずと知れた乗用車の生産量が全国第1位。男性はお金に細かく、貯金を愛する生活堅実派。女性も貯金が大好きで経済観念は発達している。
日本の経済を支える存在だが、「実は浮気したことがある」県民の割合が、男女ともに全国第3位と意外にふしだら。しかし見た目や性格は地味で、かつ忍耐強い女性が多い。世間の目を気にする性格ゆえか、しっかり者で世渡り上手でもある。
【岐阜県】「鵜飼い」だけじゃないよ! 観光地もあるよ
飛騨・高山、白川郷などの観光地は有名でも、岐阜県と結びつかない。「長野県との区別がつきづらい」という声が多く、郷土料理の五平餅でさえ、長野の特産だと思われている。鵜飼いは有名。お金に細かくて無駄な買い物は一切しない。
スーパーでは豆腐半丁、キャベツ半玉という売り方は当たり前。一方で、外食好きで、寿司店での年間食事代が全国トップ。とにかく地味でまじめ。忍耐強いしっかり者だが、処世術も心得ている。
【三重県】伊勢志摩サミットに期待しちゃっている!?
製造業では全国トップレベルを誇り、ライバルの愛知県と争っていたが、シャープが台湾企業に買収されショボーン。亀山工場でブランド化を図っていたのに! 5月に行われる伊勢志摩サミットで三重県が注目されることに期待。
伊勢神宮が有名だが、出雲大社とのキャラかぶりを心配する。鈴鹿サーキットやスペイン村、鳥羽水族館など、意外に知られた観光地が多い。三重女性は堅実そうだが、実は大ざっぱ。また流行を追う派手好きな部分も。
◎お話を伺ったのは矢野新一先生
(株)ナンバーワン戦力研究所所長。県民性研究の第一人者で“県民性博士”。県民性に関する著書は20冊を数える。マーケティング販売戦略に関しても第一人者であり、地域戦略やランチェスター戦略に関しての著書も多い。